【英検準2級面接の裏ワザ】弱者の戦略!合格率底上げテクニック

英検準2級の面接には、答え方のコツと裏ワザがある。
それぞれの問いの攻略法を頭に入れて練習すると、合格に大きく近づける。
また、無料でできる超効率的な練習法で、不合格の確率が大幅に下がる。

落ちたくないけど、勉強は面倒くさい
英検準2級の面接は合格率が約80%。とはいえ、スピーキングが苦手な人には不安な数字です。
また、英語面接の緊張は日本語面接の比ではなく、本番でうまく話せない人もいるでしょう。
実は、英検準2級は出題パターンが決まっていて、答え方や裏ワザを知っているだけで、一気に合格率が高まります。
この記事では、英検準2級の面接であなたが合格するための最短距離をまとめました。

実力が足りない部分は情報でカバー
英検準2級は難しい?面接の流れと出題内容

英検準2級の面接は、1人当たり6分です。まずは面接の具体的な流れや出題内容を把握してください。
日本英語検定協会のHPの英検バーチャル二次試験で、アニメで流れを確認できます。
試験の流れ
英検準2級面接試験の流れは以下の通りです。態度や振る舞いも評価の対象になります。
- ①入場~挨拶の会話
荷物を持ったまま、入場します。
入場ノックをして「May I come in?(入っていいですか)」と聞いて入室。
日本英語検定協会HPより 面接カードを手渡す座る前に、面接官が「あなたのカードをください」と英語で言います。
日本英語検定協会HPより 「Here you are.(どうぞ)」と言って、面接カードを手渡します。
着席し、挨拶のやりとり「Please sit down.(座ってください)」と言われたら「Thank you.」と言って着席。荷物もこのとき置きましょう。
日本英語検定協会HPより その後、3つのやりとりをします。
面接官「What’s your name?」
受検者「My name is ●●.」
面接官「This is the grade Pre 2nd test, OK?」
受検者「OK.」
面接官「How are you today?」
受検者「I’m good.」決まり切った流れなので、練習しておきましょう。
- ②面接(音読と問題5題)
問題カードが渡されます。
私が適当に作ったイメージ図 受け取るときに「Thank you.」を忘れずに。
黙読と音読をしてから、質問が5問あります。
20秒の黙読と音読「20秒間音読してください」と言われます。
50語程度の文章を20秒間黙読。
20秒後「音読してください」と言われ、声に出して読みます。この音読も採点されるので注意。
問題が5問出題される1問目は、さっき音読した文章についての問題。
2問目はAのイラスト、3問目はBのイラストからの出題です。
3問目のあと、問題カードを裏返すように言われます。
最後の4・5問目は、物事に対するあなたの意見を問われます(問題カード不要)。
それぞれの問題に、解答の裏ワザがあります。
- ③終了、退室
部屋を出るまで、気を緩めてはいけません。
面接官「This is the end of the test.」
(これでテストは終わりです)
「May I have your card back?」
(問題カードを返してください)
受検者「OK. Here you are.」
(はい。どうぞ)※手渡す
面接官「You may leave now.」
(出ていいですよ)
受検者「Thank you.」※部屋を出る部屋を出たら、試験は終了。すぐ帰ってOKです。
出題内容
英検準2級の面接試験は、音読+5問の出題です。英検公式HPでサンプル問題が見られます。無料で見られる過去問はありません。
形式 | 問題詳細 | 問題数 |
---|---|---|
音読 | 50語程度の文を読む。 | |
文章についての質問 | 音読した文についての質問に答える。 | 1問 |
イラストについての質問 | イラスト中の人や状況について説明する。 | 2問 |
受験者の考えについての質問 | 身近な物事に対する自分の意見などを答える。 | 2問 |
高校中級レベルですが、一次試験に比べて単語や文法は簡単です。
合格率は約82%!必要最低点は6割
英検準2級の面接試験は6割方合っていればOKです。
1~2問間違えても、ポイントを押さえれば合格の可能性はあります。
5人中4人が受かる試験だが……
英検準2級の面接は合格率が約82%。
一見、甘めな合格率ですが、決して簡単に考えてはいけません。
なぜなら、合格率約35%という厳しい一次試験をクリアした優秀な人たちの中での82%だからです。

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正答率は6割で良い
現在はCSEスコアというものを使って合否が判定されます。
600点中406点以上で合格です。CSEスコアは他受検者の平均点にも依存し、計算が複雑です。
わかりやすく、2016年以前の基準を目安に解説します。
現在の採点基準と大きく変わっている感じはないので、具体的に目標設定できます。
下記の目標最低点に加え、どこかで+1点取れたら安泰です。
採点内容 | 配点 | 目標最低点 |
音読(50語程度) | 5点 | 3点 |
第1問(文章について) | 5点 | 4点 |
第2問(絵Aについて) | 5点 | 4点 |
第3問(絵Bについて) | 5点 | 3点 |
第4問(自分について) | 5点 | 2点 |
第5問(自分について) | 5点 | 2点 |
態度点 | 3点 | 2点 |
計 | 33点満点 | 20点(60.6%) |
正しい文章で答えれば5点、文法ミスがあれば3~4点、単語で答えたら2点といったイメージです。
まったく答えられない問題があっても、他で十分カバーできます。
英検準2級面接の裏ワザ5選

英検準2級の面接では、知っているだけで得点源になる裏ワザがあります。
必ずすべて抑えた上で、練習をしてください。
音読でわからない単語はローマ字読み
音読にも配点があります。多少つっかえながら読んでも、最後まで読み通せば3~4点は取れます。
ただし、読めない単語でしばらく止まったり、考え込むと減点です。
知らない単語が出てきた場合、ローマ字読みで無理やり突破してください。
ひとつやふたつ、読み方を間違えても大きな失点にはなりません。

黙読時に、読めない単語の読み方を考えておくこと
1問目は文中の「so」「in this way」に注目
英検準2級の面接は、第1問が一番難しいです。正攻法ではかなりの英語力を要します。
そこで、超簡単に正解できる裏ワザを伝授します。
本文中に「so(だから)」か「in this way(このように)」があれば、その直前の文が答えです。
- 「so」の前の文にBecauseを付け、主語を代名詞(itやtheyなど)に変えるだけ。
- 「in this way」の前の文をBy ●●ing~と言い換えるだけ。
信じられませんよね。
でも、過去問を分析すると、24回中22回がこのルールにピッタリ該当しています。
知ってるだけだと意外と答えられません。練習は必須です。
第1問で5点満点を取れると、貯金ができて楽。

黙読時に答え方を考えておきましょう
第2問で困ったら一歩引いて考える
2問目はイラストAに描かれている人を片っ端から一言ずつ説明する問題です。
全部で5人いるので、1人1点が目安。

難易度は高くないので、3~4つは答えたいところ。
以下3点を抑えれば、4問以上は余裕で正解できます。
必ず「◎◎ is(are) ◎◎ing.」の文で
すべて現在進行形で答えてください。絶対条件です。
以下を参考にしてください。

①A man is riding a bike.
②A woman is picking up trash.
③A boy is fishing.
④A girl is drawing a picture.
⑤A woman is watering the flowers.
主語(青字)は、sheとかheは適切ではありません。必ず「a man」「a girl」などの名詞を使ってください。
また、二人組で何かをしているパターンでは、当然、be動詞(黄色字)はareになるので気を付けましょう。
動詞が分からなかったら一歩引く※最重要

答え方は分かっても、英語が浮かばない
というあなたのために、考え方を伝授します。
「日本語だったら何と言うか」を何パターンか考え、英語にできるものを選ぶ。
英語力が足りない部分は発想力で補ってください。これなら、中学生レベルの単語でほぼ答えられます。
例えば、以下の絵で「花に水をやる」が英語で言えなかったら、どうしますか。

もちろん「水をやる」がwateringが一番いいです。
しかし、「水をやる」を知らなかった場合は以下のよう考えます。
日本語で、この絵を何と説明できるか
●女性が花に水を与えている
⇒giving water to flowers
●女性が花を育てている
⇒growing flowers
●女性が庭いじりをしている
⇒gardening
●女性が庭で仕事をしている
⇒working in the garden
●女性が花の世話をしている
⇒taking care of flowers
●女性が花の近くで笑ってる
⇒smiling near the flowers
ひとつくらい、英語で言えるものがあるはずです。

難しい単語は不要です
押さえておきたい表現7選
第2問を突破するに当たって役立つ表現を載せておきます。
私が中学生に英検準2級の面接指導をしていたときに、多くの生徒が答えにくそうだったもので頻出のものをまとめました。