英検ジュニアゴールドに6歳の息子が挑戦!単語のレベルや対策は?
英検ジュニアは、リスニングメインのオンラインテスト。
ゴールドでは単語を読む問題も出る。また、疑問視what, when, where, who, why, howを理解している必要がある。
リスニング問題に限れば、英検5級と同等のレベル。
英検ジュニアゴールド対策は、英検ジュニアとセットで申し込めるネット教材「ラーニング」(月2,000円程度)やオンライン英会話が効果的。
子どもに英語力を測るのに持ってこいの英検ジュニア。
英検ジュニアシルバーで正解率80%以上なら、いよいよゴールドです。
この記事では、英会話歴約1年6ヶ月の息子(6歳)の経験を通して、英検ジュニアゴールドの内容・難易度・対策を徹底的に解説します。
この記事を読めば、英検ジュニアゴールドのレベルを把握でき、高得点を取る具体的手立てがわかります。
英検ジュニアで高得点を目指すなら、キッズオンライン英会話がおすすめです。以下の記事で、子ども向けオンライン英会話を徹底的に比較しています。
オンライン英会話はマンツーマンレッスンが基本なので子どもの発話機会も多く、確実に成長を感じられます。
英検ジュニアゴールドの料金・テスト内容は?
まずは、英検ジュニア ゴールドの概要です。
料金
英検ジュニア ゴールドの受験料は、以下の通り。
- オンライン版 2,700円
- ペーパー版 2,900円
- 学校版 ?円
個人受験はオンライン版一択です。
「学校版」は小学校等の団体専用
ペーパー版を受けさせたい場合の方法は2つ。
●近くの英語教室に聞く
●友人5人以上で申込む
手間がかかるのでおすすめしません。オンラインで手軽に受けられるのが英検ジュニアのいいところ。
WEB上で英検ジュニア対策ができる「ラーニング」の料金は以下の通りです。
フルパック (ラーニング+テスト) | ラーニング | |
---|---|---|
1ヵ月 | 4,300円 | 2,000円 |
3ヶ月 | 5,800円 | 3,900円 |
6ヶ月 | 7,700円 | 6,000円 |
ペーパー版の場合はラーニングとセットにできません。
内容
大問9つの大まかな内容です。
※リンクをクリックで、各大問の詳細へ飛びます。
大問 | 大問名 | 問題数 | 内容 |
---|---|---|---|
1 | 絵に合う文は? | 8問 | 文を3つ聴いて、 絵に合うものを選ぶ |
2 | ちがうものはどれ? | 6問 | 絵なしで4つの単語が流れ、 仲間はずれを選ぶ |
3 | 返事をしよう | 6問 | 絵の状況で適切な 返事を選ぶ |
4 | お話をきこう | 5問 | 物語を聞いて、 適切な絵を選ぶ |
5 | 文字にあう絵は? | 6問 | 英単語を見て絵を選ぶ。 音声は流れない |
6 | 絵を見て答えよう | 8問 (4問×2) | 質問を聴いて、絵に 合った答えを選ぶ |
7 | どんなお話? | 3問 | 2人の会話を聴き、 状況に合った説明を選ぶ |
8 | 質問してみよう | 4問 (2問×2) | 日本語で絵の内容を聴き、 状況に適した質問を選ぶ |
9 | 4コマまんが | 4問 (2問×2) | 4コマ漫画を読んで、 空欄に合う英文を選ぶ |
チャレンジ コーナー | おまけ (点数に入らない) | 5問 | 質問を聴いて、 自分の考えを選ぶ |
全部で50問あります(チャレンジコーナーを入れると55問)。
英検ジュニアゴールドの対象年齢・レベル
英検ジュニア ゴールドは小学校高学年(5・6年生)が対象となっています。
しかし、幼児でも英語を1年半~2年ほど続けていれば受験できるレベルです。
シルバー | ゴールド | |
---|---|---|
対象年齢 | 小学校中学年(3・4年生) | 小学校高学年(5・6年生) |
英語学習 目安 | 塾などで1年から2年程度学んでいる (50分のレッスンを週1の場合) | 塾などで2年から3年程度学んでいる (50分のレッスンを週1の場合) |
大問数 | 9問 | 9問 |
小問数 | 45問(+4問) 読みの問題も8問出る | 50問(+5問) 読みの問題も10問出る |
テスト時間 | 約35分 | 約45分 |
頻出語句 | 趣味、スポーツ、余暇、店や公共施設、 学校施設や学用品、行事やクラブ活動、 近隣にあるもの、遊びに関する動作など ものの性質や状態を表す言葉 | 量や数を表す言葉、職業、 生活に必要なもの、自然、 身近な社会生活に関わるもの、 文化に関するもの |
頻出表現 | 願望、義務、意志、選択、感情、 提案、電話での応答など | 個人の気持ち、例、 個人の考え・予想、意見交換など |
息子(6歳)の場合は、英語を始めてから約1年6ヶ月でゴールド72点でした。学習はオンライン英会話と1ヵ月間の「ラーニング」です。
なお、息子がシルバーで83点を取ってからゴールドで72点を取るまでの期間は約6ヶ月です(ゴールドで80%行きたかった……)。
大問9の4コマは勘で突破しました。まだあんまり読めません
ゴールドで初めて出てきた大問4つ
9つの大問のうち、ゴールドで初めて出てきた問題は以下の4つです。
英語を読む問題は大問5と9。
大問5は単語を読むだけですが、大問9の4コマまんがは文章を読みます。
※例で使用している画像は英検Jr.サンプル問題です。
大問2 ちがうものはどれ?(6問)
単語の音声が4つ流れ、仲間ハズレを選ぶ問題です。
絵がないのが嫌ですが、単語は難しくないです。
【危険度2:★★☆☆☆】
単語自体が簡単なので、正解したい問題です。
動物、花、乗り物、体の部位などの中に、カーペット(carpet)や箱(box)や卵(egg)が混ざっています。
単語の羅列なので、1回聴き逃したら絶望的です。
大問5 文字に合う絵は?(5問)
文字を読んで、合う絵を選ぶシンプルな問題。
音声はありません。
英単語が読めるかどうかの問題です。
一見、単語を読めないと正解できない気がしますが、頭文字の音がわかれば正解できる場合が多いので難易度は低め。
例えばペンギンは「p」から始まる。カメは「t」から始まる。とわかっていれば正解できます。英検シルバーまで突破している子は、フォニックス(英語の音)を学んできているはずなので、難しくないはず。
【危険度2:★★☆☆☆】
英語を読めるかどうかよりも、絵の英語を知っていることの方が大事。
大問7 どんなお話?(3問)
まず、絵を見ながら2人の会話を聴きます。
会話のあとに3つの文が流れるので、話の内容に合うものを選ぶ問題です。
ほぼ英検5級の問題と同じレベル。
【危険度4:★★★★☆】
リスニングに慣れている子でも難しいです。
状況を把握し、選択肢も聴き取らなければなりません。
また、文で理解する必要があり、単語を聴き取るだけでは正解できません。
大問9 4コマまんが(4問)
英検ジュニアを締めくくる最難関問題です。
(1)、(2)、それぞれ2択が出てきます。
四コマの中のセリフは音声で流れますが、選択肢は読まれません。自力で読めということです。
【危険度4:★★★★☆】
選択肢も決まり文句みたいなパターンが多く、とにかく難しいです。
唯一の救いは、2択なので適当に選んでも半分は当たるってことくらい。
英検ジュニアシルバーから継承されている大問5つを解説
ゴールドには、シルバーと似た大問が5つあります。難易度は上がってますが、やり方は変わりません。
英検5級以上に難しい問題もあります。
また、状況をよく理解しないと答えられない問題が多いです。
※例で使用している画像は英検Jr.サンプル問題です。実際は「もう一度聞く」はありません。
大問1 絵に合う文は?(8問)
3つの文を聴いて、絵に合うものを選ぶ問題です。
ブロンズからずっと似た形式で出題されています。
大雑把な違いをまとめました。
ゴールド | シルバー | ブロンズ | |
表現の例 | I ~ on the ~. Everyone is ~ing. We have ~. | There is ~. He is ~. I’m ~ing. I want to~. | I like ~. I have ~. This is ~. |
注意点 | 難しめの名詞や 形容詞を聴き取る | ものの名前と動詞を聴き 取らないといけない | ものの名前だけ 聴き取れればOK |
この問題は単語のレベルが少し高い程度で、シルバーとの難易度の差はほぼ感じません。
例えばブロンズやシルバーの場合、動物であればcat(ねこ)やdog(いぬ)、tiger(トラ)、horse(馬)辺りが出てきます。
しかし、ゴールドでは、ひよこの絵が出て、以下の3択です。
- We have two chicks. (ひよこ)
- We have two puppies. (子いぬ)
- We have two kittens. (子ねこ)
英語学習を始めたばかりでは知らない単語ばかりです。
ひよこは「bird(バード)」じゃないの?
大問3 返事をしよう(6問)
ブロンズの「Yesか?Noか?」という問題の発展形です。
シルバーにもありました。
相手のセリフに対して、正しい答え方を選ぶ問題です。
ゴールド | シルバー | ブロンズ | |
相手が 言うこと | Hurry up! Hold on tight. など、多種多様 | How do you feel? Give me your card. など、多種多様。 | Do you like ~ ? Are you ~ ? Do you have ~? |
選択肢 | 2択問題 (例) I’m coming. Go ahead. | 2択問題 (例) Here you are. You are right. | 3択問題 (例) Yes, it is. No. It’s an apple. No. It’s a banana. |
相手のセリフに対してのリアクションを選ぶので、難問です。決まり文句をたくさん知っていないと正解できません。
日頃の学習よりも、試験前の「ラーニング」で対策を取りたい問題の一つです。
大問4 お話をきこう(5問)
ブロンズとシルバーにあった「お話にあう絵は?」の発展形です。
ストーリーを聴いて、合っている絵を選ぶ問題。
単語がわかるだけでも2~3つまで絞れます。しかし、似た選択肢があるため、細部まで聴き取れないと正解できません。
大問6 絵を見て答えよう(8問)
シルバーの「どっちの絵?クイズ」の発展形です。
シルバーでは英文を聴いて、合っている絵を選びました。
↓シルバーver.
“The children are sitting around the square table.”
→合う絵を選ぶ。
ゴールドでは質問を聴いてから、2つの文の音声が流れ、合っている方を選びます。
↓ゴールドver.
“How does the shop keeper look?”
“1番、Behind the counter.”
“2番、Very busy.”
→1番か2番か選ぶ。
答えは2番です。
lookには「~に見える、~を見る」の2つの意味があります。
2択とは言え、これを理解して正解できる子はなかなかすごいですよね。
大問8 質問してみよう(4問)
この問題はブロンズからゴールドまで、徐々に進化を遂げました。
ブロンズ「みんなにきいてみよう」
⇓
シルバー「2人にきいてみよう」
⇓
ゴールド「質問してみよう」
ゴールドでは、絵に出てくる人の話を聴いたあとに、3つの質問文が流れます。
3つの文の内、正しく質問しているものを選ぶ問題です。
自転車を停めようとしたら、警備員さんに呼び止められました。
“You can’t leave your bike here.”
どこに自転車を停めていいか聞いてみましょう。
- Do you know where my bike is?
- Who left my bike here?
- Where can I put my bike?
中3レベルの文法「間接疑問文(where my bike is)」も入ってます。答えは③。
日本語で「〇〇はどうなのか聞いてみましょう」と言われるので、状況を聴き取れなくても正解できます。
6歳息子の英検ジュニアゴールド体験談
英検ジュニア シルバーで80点を達成してから約6か月。
英検ゴールドに挑戦しました。
ゴールドの結果は72点でした。80点まであとちょっと
受験時の息子の英語歴
息子は年長の10月(6歳時)にゴールドの受験をしました。
英語歴は以下の通りです。
- ちゃれんじEnglishちょっとやって飽きる(2歳)
- オンライン英会話を1年6か月(年中4月から)
また、オンライン英会話を続けてきた成果はこんな感じ。
オンライン英会話1年6ヵ月の成果
- 質問に間違えながら答えられる
- 簡単な質問ができる
- 単語が少し読める
- レッスンの指示はほぼ理解している
- スムーズな会話はまだ無理
オンライン英会話の効果を詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
▷オンライン英会話1年の効果
受験の様子
英検ジュニアゴールドは45分間の試験。
幼児には長いです。
シルバーの受験時も同じでしたが、息子は25分を過ぎた辺りで集中力が切れてしまいました。
英検ジュニアゴールドに有効な対策
英検ジュニアシルバー合格後からゴールド高得点達成までに、わが家が行ったことを紹介します。
シルバー受験のときと基本は同じですが、ゴールドはさらに難易度が上がっているため、学習のレベルも上げています。
息子は1ヶ月間「ラーニング」を使いました(最後までできなかったけど)
オンライン英会話+簡単な復習
息子の英語学習は、毎日(約週6)25分のオンライン英会話が中心なのはずっと変わっていません。
英会話スクールよりも安価に、しかもマンツーマンで効果的です。
英会話教室 | オンライン英会話 | |
料金目安 | 週1回40~50分で 月7,000円 ~12,000円 (別途,入会金&教材費) | 週1回25分 月3,000円前後 週5回25分 月10,000円~15,000円 (入会金&教材費は無料が基本) |
形 式 | グループレッスンが基本 | マンツーマンが基本 |
時 間 | 毎週固定 | 毎回自由 |
講 師 | 毎回固定 | 毎回選べる |
予 約 | 不要 | 毎回予約 |
英会話教室とオンライン英会話の違いは下の記事で詳しく比較しています。
▷オンライン英会話のメリット・デメリット
英検ジュニアゴールドは、シルバーから一気にレベルが上がっています。
息子がゴールドを目標にしてから、レッスン後に復習するようにしました。
復習と言っても、レッスン内容を覚えているか3~5分ほど確認するだけです。
しかしこれが大正解。
このひと手間の効果は高く、定着度が目に見えて変わってきました。
英検ジュニアゴールド対策とは言わず、毎レッスンでできたら3ヶ月後、半年後の成果も大きく変わってくるでしょう。
わが家では、娘と息子で20社以上のオンライン英会話を試してきました。その中で、1番効率よく学べるのは学研のKimini英会話です。
\無料体験10日間+初月10円(11/25まで)/
無料体験だけのお試しもOK
以下の記事では、Kimini英会話のレッスン体験談を画像付きで書いています。確実に成長が見込める学研の英会話に興味がある人は参考にしてください。
サンプル問題で難易度を確認
下のリンクから、登録不要・無料でサンプル問題ができます。
≫英検Jr.サンプル問題
サンプル問題が本番と大きく違う点が下の2つです。
- 制限時間がないこと
- 何度でも聞き直せること
問題数が限られているので、サンプル問題で勉強するというよりは、レベルチェックとして使うのがいいです。
安定して8割正解できると本番に期待できます。
サンプル問題を3周もすると、ほぼ見たことある問題になります
WEB教材「ラーニング」を1ヶ月使用
「ラーニング」は英検ジュニアを申込むときの有料オプションで、WEB上で英検ジュニア対策ができる教材です。
英検ジュニアの模擬問題(240問)や語彙を増やすゲームを使って学べます。
息子はサンプル問題が思うように解けなかったため、ラーニングを1ヶ月分申込みました。まぁ、1ヶ月で半分もできませんでしたが、少しは問題に慣れました。
ラーニングでは、英語のゲームや模擬試験ができます。
ゲームなんてすぐ飽きると思ってましたが、そこそこの難易度のゲームがかなりの数そろっています。
しかも、リスニング問題をやらないと新しいゲームが解禁されない仕様になっていて、息子は楽しみにパソコンに向かってました。子どもの心理を利用して、うまいこと勉強させる仕組みに脱帽です。
また、模擬試験は以下のような形で出題されます。
サンプル問題とは違い、時間制限があります。デザインも本番と同じ仕様です。
というか、これさえやっとけばOKです。
英語以外の対策~45分間耐えるには~
英検ジュニアゴールドの試験時間は45分間です。
小学生の授業時間1コマ分に匹敵するので、幼児にはツラいでしょう。
どんなに英語力があっても、集中力切れで実力を出し切れない子は多いです。
しかし、私は一貫して「集中力が切れても点数が取る英語力」をつけることが本質的な対策だと主張します。
子どもが飽きてしまうのは「わからない」か「難しい」から。
小手先の解決策ではなく、集中力が切れても高得点が取れるように日々の学習に力を入れるべきです。
「45分耐える練習」は英語が嫌いになりそうなので、やめましょう
英検ジュニアゴールドまとめ
「子どもの英語力を試したいけど、英検はまだ不安!」
というときの解決策になる英検ジュニア。
本記事では、英検ジュニアの中でもっとも難易度の高い「英検ジュニアゴールド」のレベルや対策について解説しました。
英検ジュニアは、リスニングメインのオンラインテスト。
ゴールドでは単語を読む問題も出る。また、疑問視what, when, where, who, why, howを理解している必要がある。
リスニング問題に限れば、英検5級と同等のレベル。
英検ジュニア ゴールド対策には、英検ジュニアとセットで申し込めるネット教材「ラーニング」が鉄板(月2,000円程度)。
以上、英検ジュニアゴールドについてでした。
まずは日々の積み重ねです。
オンライン英会話なら、手軽に英語学習ができますよ。
子どもオンライン英会話の比較は以下の記事を参考にしてください。独自アンケートとわが家の経験から、点数と順位を付けてます。
オンライン英会話は送迎不要&格安にマンツーマンレッスンが受けられるので、継続しやすいです。
※英検Jr.は公益財団法人日本英語検定協会の登録商標です。本コンテンツは同協会の承認を受けていません。