【英検ジュニアシルバー】英語歴約1年の幼児が挑戦!レベルや対策は?

英検ジュニアシルバーには文字が出てくる問題がある。しかし、文字の問題はむしろ簡単。英語学習歴約1年の5歳息子が83点取得。
手っ取り早く高得点を取らせたいなら、オンライン英会話+英検ジュニア対策「ラーニング」(両方無料体験あり)を使って対策するのがおすすめ。
子どもに英語力を測るのにもってこいの英検ジュニア。
しかし、ブロンズ・シルバー・ゴールドと3レベルがあり、どれを受験させるべきか悩みどころです。
この記事では、英語学習歴約1年の息子(5歳)を通して、英検ジュニアシルバーについて以下の4点を解説します。
最後まで読めば、英検ジュニアシルバーについて理解でき、より高得点を取る学習法がわかります。
英検ジュニアで高得点を目指すなら、キッズオンライン英会話がおすすめです。マンツーマンレッスンが基本なので発話機会が多く、確実に力が付くのがわかります。
以下の記事で、子ども向けオンライン英会話を徹底的に比較しています。参考にしてください。

英検ジュニアシルバーの料金・テスト内容は?

英検ジュニアシルバーの概要をまとめました。
英検ジュニアシルバーの料金一覧
英検ジュニア シルバーの受験料は、以下の通り。
- オンライン版 2,500円
- ペーパー版 2,700円
- 学校版 ?円
個人受験の場合はオンライン版一択です。申し込んでから、有効期限が3ヶ月あります。

「学校版」は小学校が団体で申込むときのものです
「ペーパー版で試験の緊張感を経験させたい!」という人は,
●近くの英語教室を当たる
●友人5人以上で申込む
くらいしか方法がありません。
英語力を測るのが目的なら、オンライン版で十分です。
また、WEB上で英検ジュニア対策ができる「ラーニング」の料金は以下の通り。
フルパック (ラーニング+テスト) | ラーニング | |
---|---|---|
1ヵ月 | 4,100円 | 2,000円 |
3ヶ月 | 5,600円 | 3,900円 |
6ヶ月 | 7,500円 | 6,000円 |
テストとセットの「フルパック」だと少しだけお得です。
なお、ペーパー版の場合はラーニングとセットにはできません。
英検ジュニアシルバーのテスト内容
大問9つの大まかな内容です。
※リンクは詳しい説明に飛びます。
大問 | 大問名 | 問題数 | 内容 |
---|---|---|---|
1 | 絵に合う文は? | 8問 | 文を3つ聴いて、絵に合うものを選ぶ |
2 | 返事をしよう | 4問 | 問いかけを聞き、内容にあった応答を選ぶ |
3 | 種類別ものえらび | 3問 | 聞こえたものを、複数の絵の中からすべて選ぶ |
4 | 3ヒントクイズ | 4問 | 3つのヒントを聴いて、内容に合った絵を選ぶ |
5 | はじめは どの文字? | 4問 | 3つの単語を聴いて、全部に共通する頭文字を選ぶ |
6 | どっちの絵? クイズ | 8問 (4問×2) | 文を聴いて、その内容に合った絵を選ぶ |
7 | お話にあう絵は? | 6問 (6問×1) | 2人の会話を聴き、内容に合った絵を選ぶ |
8 | 2人に 聞いてみよう | 4問 (2問×2) | 会話を聴き、内容に合った絵をすべて選ぶ |
9 | 文字をえらぼう | 4問 | 単語を聴いて、該当する文字(絵付き)を選ぶ |
チャレンジ コーナー | おまけ (点数に入らない) | 4問 | 質問を聴いて、自分の考えを選ぶ |
全部で45問あり、最後の「チャレンジコーナー」は点数に関係ありません。
英検ジュニアシルバーの難易度・他レベルとの違い

英検ジュニアシルバーの難しさを、ブロンズを基準として比べてみます。
ブロンズ | シルバー | |
---|---|---|
対象年齢 | 小学校低学年 (1・2年生) | 小学校中学年 (3・4年生) |
英語学習 目安 | 塾などで半年から1年程度学んでいる(50分のレッスンを週1の場合) | 塾などで1年から2年程度学んでいる(50分のレッスンを週1の場合) |
大問数 | 7問 | 9問 |
小問数 | 40問(+4問) すべてリスニング | 45問(+4問) 読みの問題も8問出る |
テスト時間 | 約30分 | 約35分 |
頻出語句 | 食べ物、動物、色、時や天候、数、体の部分、乗り物、基本的な動作など | 趣味、スポーツ、余暇、店や公共施設、 学校施設や学用品、行事やクラブ活動、 近隣にあるもの、ものの性質や状態を表す言葉、遊びに関する動作など |
頻出表現 | 挨拶、好き嫌い、感謝、依頼、紹介 | 願望、義務、意志、選択、感情、 提案、電話での応答など |
うちの息子(5歳)の場合は、英語を始めてから約11ヶ月でシルバー83点を取りました。
上記「英語学習の目安」と比べると期間が若干短めですが、オンライン英会話をほぼ毎日25分やってます。
なお、息子がブロンズで82点を取ってからシルバーで83点を取るまでの期間は約5ヵ月でした。

子どもにとって、ブロンズと比べて難易度はかなり高く感じるはずです
英検ジュニアブロンズの詳細は、以下の記事で解説しています。
▷英検ジュニアブロンズに英会話歴半年の5歳が挑戦
シルバーで増えた大問は3つ
シルバーには全部で大問が9つあります。
そのうち3つは、シルバーで初めて出てきた問題です。
シルバーで増えた問題
「種類別ものえらび」は難易度が高く感じましたが,文字が絡んでくる問題は大して難しくないです。
※例で使用している画像は英検Jr.サンプル問題です。
大問3 種類別ものえらび
例えば、下のように絵が5個あります。

そして、絵にあるもの・ないものの単語が4~5個言われます。
(例:はさみ、消しゴム、えんぴつ、ノート)
言われた単語のうち、絵にあるものをすべて選ぶという問題です。
【危険度3:★★★☆☆】
シンプルで単語自体も簡単ですが、油断は禁物。
なぜなら、単語の発音がとにかく速いから。少しでも気を緩めると「え。今の何?」となります。かくいう私も、サンプル問題の earth(地球) が1回でわかりませんでした。
大問5 はじめはどの文字?
フォニックス(アルファベットの読み方)の問題です。
例えば下のように絵が3つあり、音声が流れます。

3つの絵の共通した頭文字を選ぶ問題です。
【危険度2:★★☆☆☆】
シルバーには文字が出ると聞いて構える人も多いです。しかし、ブロンズをクリアできる子には簡単な問題です。
英語学習初期には「A ア、アーポー。B ブ、ベッド」みたいな音の練習をしてきているはずなので、知っている単語がひとつでもあれば勝ち。しかも、3択のアルファベットもまぎらわしくないので割と正解できます。
ただし、小文字のアルファベットがわからないと厳しいです。
大問9 文字をえらぼう
発音された単語を選ぶ問題です。

……絵が付いてるんですよね。
文字の意味って一体。
【危険度2:★★☆☆☆】
文字があることで、むしろヒントが増えたようなものです。
単語が分からなくても、頭文字の音が聞こえれば正解できます。
継承されている大問6つを解説
シルバーには、ブロンズと似た大問が6つあります。
当然、難易度が上がっているので確認しておきましょう。
英検4級レベルの表現が入っていたり、長めの文があったり、難しい問題が多いです。
※例で使用している画像は英検Jr.サンプル問題です。実際は「もう一度聞く」はありません。
大問1 絵に合う文は?
3つの文を聴いて、絵に合うものを選ぶ問題です。やり方はブロンズと同じです。
シルバー | ブロンズ | |
表現の違い | There is ~. He is ~. I’m ~ing. I want to~. | I like ~. I have ~. This is ~. |
注意点 | ものの名前と動詞を聴き 取らないといけない | ものの名前だけ聴き 取れればほぼOK |
例えばブロンズだと、リンゴの絵が描いてあれば「apple」と言っているものを選べば正解です。

しかしシルバーでは「リンゴを食べているか」「洗っているか」「切っているか」まで理解する必要があります。
ひとつ目の文で「apple」と流れて、先を聴かずに1番を選んでしまうのは幼児あるあるです。シルバーは落ち着いて最後まで聴くように教えておきましょう。

なんでバツなの?「アーポー」っていってたじゃん!
大問2 返事をしよう
ブロンズの「Yesか?Noか?」という大問の発展形です。
相手の言ったことに対して、何と答えるのが正しいか選ぶ問題。
シルバー | ブロンズ | |
相手が 言うこと | How do you feel? Give me yopenpen. など、多種多様。 | Do you like ~ ? Are you ~ ? Do you have ~? |
選択肢 | 2択問題 (例) Here you are. You are right. | 3択問題 (例) Yes, it is. No. It’s an apple. No. It’s a banana. |
2択で出題されてる辺りが難易度の高さを物語っています。
かなりの数の決まり文句を知っていないと解けないため、難問です。
息子のテストでは「Would you like to use my umbrella?(私のカサ使いたい?)」という表現が出てきました。
同じ「~したい」と言う意味なら「want to~」の方が簡単なのに、あえて「would like to~」を使って来る辺りが嫌ですね。
対策や練習も大事ですが。そもそも経験がものをいう問題です。
大問4 3ヒントクイズ
3つの英文をヒントに、合う絵を選ぶ問題です。
シルバー | ブロンズ | |
表現 | I’m ~ing 〇〇. I have ~ 〇〇. ※~と〇〇の両方を 聴き取らないとダメ | I’m 色. I’m ~. I’m ~ing. |
選択肢 | 様々な格好をした人や いろいろな道具 | 果物や動物など |
「赤い帽子」や「黄色い服」などのヒントがあっても、複数該当するパターンが多いです。

上の絵の場合、以下のような文が流れます。
- 私の帽子は赤です
- 木の下に立ってます
- 掃除をしています
息子は、サンプル問題をやらせたときはヒントの①や②辺りで答えを選んでしまうパターンが多かったです。小さい子の場合は答え方を教えておきましょう。
実際のテストではピアノが出てきて「私は茶色です」と言っていたので、息子は混乱していました。たしかに良く見ると茶色のピアノでしたが、まぎらわしい問題ですね。
大問6 どっちの絵?クイズ
ブロンズの「文に合う絵は?」の発展形。
シルバーでは2択になりましたが、「2択=難しい」です。
↓ブロンズver.

↓シルバーver.

ブロンズの方は、ひとつの単語を聴き取れれば正解できます。
しかしシルバーでは、
- 文章の理解が必要な問題が多い
- どれ(誰)についての文か判断が必要
- 似たような様子の絵である
という点でレベルアップしています。
テスト本番では「A boy is carrying a basket.(男の子がカゴを運んでいます)」という文がありました。
carrying(運んでいる)はかなり難しい単語と思います。
大問7 お話に合う絵は?
会話を聴いて、合う絵を選ぶ問題です。
全6問ありますが、6問すべて同じストーリーからの出題となります。
下の図は占い師と男の子の会話です。
6問通して、占い師と男の子の会話が展開され、その都度選択肢が出てきます。

大問8 2人にきいてみよう
ブロンズでは「みんなにきいてみよう」という名前でした。
大人が子どもに質問し、その答えとして適切なものを選ぶ問題です。
シルバーでも、単語を聴き取れれば正解できるため、比較的簡単な問題です。もちろん、単語のレベルは上がっていますが。
単語例 | |
シルバー | turtle(亀),dentist(歯医者),wash(洗う),walk(歩く),science(理科),算数(math) |
ブロンズ | book(本),brown(茶色),fish(魚),train(電車),pencil(鉛筆),blue(青) |
サンプル問題では、算数や理科など、学校の授業の話がありました。
幼児の場合は「理科」と言われてもイメージしにくいので注意です。
英検ジュニアシルバーを5歳息子が受けてみた

英検ジュニア ブロンズで80点を達成してから約半年。
息子の英語力を測るために受験させました。
ほぼ毎日オンライン英会話を受講していますが、ずっと横で見ていると成果は目に見えづらいものです。

息子のシルバーの結果は83点でした。半年前がブロンズ82点
シルバー受験時の息子の英語歴
息子は年中で英検ジュニアシルバーの受験をしました。
- ちゃれんじEnglishを一瞬だけやった(2歳)
- オンライン英会話を11ヵ月(年中4月から)
オンライン英会話で身に付いた英語力は以下の通り。
オンライン英会話11ヵ月の成果
- 質問には単語で答えられる
- こちらから質問するのは難しい
- 単語が少し読める
- 小文字も書けるようになった
- 先生の英語を8割方理解している
オンライン英会話の効果を詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
▷【1年続けても効果なし?】子どもオンライン英会話を検証
英検ジュニアシルバー┃本番の様子
結論。
5歳児に35分は長い
5歳になりたての頃に受験したブロンズは30分間でした。
そのときに後半グダグダになった経験から、今回もある程度予想はしていました。
今回どんな様子だったか、例として参考にしてください。
時間 | 開始10分後まで | 開始15分後 | 開始20分後 | 開始25分後 | 開始30分後 | 終了後 |
息子の 様子 | 楽しそう | わかるのが多く、 得意げな顔 | 淡々と解いている | 飽きている | ぐずぐず | 元気 |
具体的な セリフ | 「かんたんじゃん」 | 「あってる?」 | 「あとどれくらい?」 | 「あと何分?」 | 「ねぇ、まだなの?」 | 「けっこうできた!」 |
私の対応 | なし | 「いい感じだね」 | 「あと半分くらいかな」 | 「10分くらいかな」 | ジュースを与えて励ます | 「結果、楽しみだね」 |
後半は「もう少しだよ!」「がんばって!」など声掛けをしました。
子どもの性格による部分も大きいと思います。
しかし、幼児は小学生と違って長時間座ることに慣れていないので、35分間集中することは難しいでしょう。
英検ジュニアシルバーで8割越えまでにやったこと

英検ジュニアシルバー高得点達成までに、わが家が行ったことを紹介します。