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【英検3級二次試験】落ちる原因は?絶対にやってはいけないNG行動9選と対策

英検3級二次試験に落ちる原因は?
小春ゆきさん
この記事の結論

英検3級の二次試験に落ちる原因のほとんどは、緊張と練習不足が元となっている。

面接官に2回以上聞き直したり、読めない単語で詰まったり、やってはいけないことの対策を押さえることが大事。

分からなくても焦らずに伝えようとする気持ちを出すこと。

せっかく一次試験を突破したのに、二次試験の面接で不合格になるのは避けたいところです。

しかし、英語での面接は初めての人も多く、不安も多いはず。

本記事では英検3級の二次試験について、以下の3点を解説します。

最後まで読めば、落ちる原因とやってはいけない行動が分かり、合格率がグーンと上がります

また、以下の記事では英検3級面接の裏ワザを詳しく書いているので、試験直前でもいいので必ず読んでください。

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英検3級の二次試験に落ちる原因3選

クラウドワークスで英検3級に落ちた経験のある人からアンケートを集めました。

その結果、落ちる原因は以下の3点に絞られました。

注)アンケートは、不合格者の保護者を通しています。

緊張してうまく答えられなかった

きちんと練習して本番に挑んだ場合、緊張が最大のリスクです。

緊張して、最初の音読で詰まりました。音読に詰まったことでまた緊張し、2~3問目までは、なんて答えたのかすら覚えていません。練習ではうまく行っていただけに、悔しかったです。

15歳 男性
15歳 男性

日本語での面接もしたことがなかったのに、いきなり英語での面接は緊張がすごいです。待っているとき、自分の心臓の音が聞こえました。

14歳 女性
14歳 女性

練習と本番では全然違いました。落ちたらどうしようとずっと考えていたら、ドキドキしてうまく答えられなかったです。

10歳 女性
10歳 女性

私は英語教師時代、100名以上の英検面接を指導しました。その中で、不合格だった生徒が2名います。

どちらも真面目で成績優秀な子で、面接練習でもスムーズに受け答えできていました。

話を聞くと、両方とも「緊張で頭が真っ白になった」とのことでした。

しげる
しげる

正直、正確によるところもあります

あがり症の人は、緊張しても英語で最低限のやりとりができるレベルまで練習する必要があります。

面接の流れが分かってなかった

実戦的な練習をしてないと、試験の流れが分からないため不利です。

基本的なやりとりだから楽勝と思い、まったく対策しなかったら落ちてしまった。せめて、どんな順番でどんな質問が来るのかを把握しておくべきだった。

17歳 男性
17歳 男性

単語ばっかり練習し、試験がどう進むのかも知りませんでした。最初の黙読のところで、音読してしまって恥ずかしかったです。あと、最後の質問も、絵について聞いているのかと思いました。

13歳 女性
13歳 女性

母と面接練習をしていましたが、実際の流れと全然違ってました。言い訳ですが、あせってしまい、うまく答えられなかったです。

15歳 女性
15歳 女性

英検の面接は、出題の流れや傾向が決まっています。

何についてどんなことが聞かれるのか把握していないと、不合格率は一気に上がります

英語で何て言えばいいか分からなかった

シンプルに英語力が足りないと、当然不合格です。

1問目の文章からの問題と、5問目の問題で何も言えませんでした。とくに5問目は「あなたの町をどう思うか」みたいなことを聞かれ、何も言えませんでした。

14歳 女性
14歳 女性

ただ、英検3級の二次試験は一次試験に比べて難易度が低いため、英語力不足での不合格は珍しいパターンです。

「読む・書く・聴く」に対して「話す」が著しく苦手な人だけ心配してください。

英検3級の二次試験でやってはいけない行動9選と対策

英検3級の二次試験で落ちる原因は主に以下の2つから生じます。

「緊張」と「練習不足」

合格を勝ち取るためにはNG行動を把握し、対策が必要です。

英検3級の二次試験でやってはいけない行動は、以下の9つ。

それでは、減点対象となる各項目と対策を解説します。

沈黙する

質問に対して沈黙することはNGです。沈黙は「答える意思がない」と判断されます。

具体的には10秒以上黙るのはNG。時間が経つと次の質問に移り、答えられなかった問題は5点中1点です。

分からないときは?

質問が分からなかった場合には、聞き返しましょう。

  • Pardon?(何ですか?)
  • One more time, please.(もう1度お願いします)
  • Could you say that again?(もう1度言ってもらえますか?)
しげる
しげる

聞き返すフレーズを1つ覚えておきましょう

2回以上聞き直す

質問を聞き返すことは問題ありませんが、1回までにしましょう。2回以上聞くと聞き取る力がないと判断されます。

2回以上聞き返すと、完璧に回答しても、満点はもらえないと心に刻みましょう。

なお、時間稼ぎに考え中をアピールするフレーズを多用するのもNGです。

役立つフレーズ

  • Well…
  • Let me see…

「えぇと……」と時間を稼ぐ表現です。

しげる
しげる

時間稼ぎは効果的ですが、ほどほどに

「I don’t know.」と答える

質問が分からないときは「I don’t know.」と答えてはいけません。考える努力をしないと捉えられます。

沈黙よりはマシですが、点数にはなりません。

さらにAttitude(態度、姿勢)の点数項目でも減点される可能性があります。

分からないときは?

代わりに「I have no idea.(何も思いつきません)」と答えましょう。

しげる
しげる

「I don’t know.」よりもマシです

単語だけで答える

質問に単語だけで答えるのもNGです。単語だけの回答は必要な文法力がないと判断されます。

文法を使って答えられない場合、5点中3点が関の山です。

分からないときは?

知っている単語やフレーズを総動員。完璧でなくてもAttitude(態度、姿勢)で評価されます。

しげる
しげる

大切なのはコミュニケーションを取ろうとする姿勢です

代名詞を使わない

質問には代名詞を使って答えましょう。

代名詞とは名詞の代わりになる言葉。例えば以下の代名詞があります。

人称代名詞I(私)、you(あなた)、she(彼女)、it(それ) など
指示代名詞this(これ)、that(あれ) など
不定代名詞one(1つのもの)、some(いくつかのもの) など

たとえば「彼は○○しています」と答えたいときは以下が正解です。

「He is ○○.」

「The man is ○○.」

代名詞を使わないと、正しい文法を理解していないと判断され、満点はもらえません。

日本語を使う

試験中には日本語を使ってはいけません。

二次試験は対面で英語の対応力をみるテスト。

日本語で「分かりません」と言うのはもちろん「I ate べんとう.」などもNGです。

しげる
しげる

単語をしっかり覚えておきましょう

読めない単語で詰まる

音読で読めない単語があっても止めてはいけません

知らない単語が出てくると、どう読んで良いのか分からず音読を中断してしまう人がいます。

分からない単語があったら、ローマ字読みで無理やり読み進めましょう。

ひとつやふたつ、単語の読みを間違えても問題ありません。途中で止まってしまう方がリスクが大きいです。

リアクションを忘れる

質問以外のコミュニケーションへのリアクションを忘れてはいけません。

二次試験の配点項目にはAttitude(態度、姿勢)が含まれます。Attitude(態度、姿勢)ではコミュニケーションを取ろうとする意欲が評価されます。

二次試験では問題以外のやり取りも英語です。

問題以外でのやりとりはパターン化しているため、以下のフレーズで返せるよう練習しておきましょう。

面接時の返答フレーズ

  • Have a sit.(座ってください)
    ⇒Thank you.(ありがとう)
  • Can I have your card please?(カードをください)
    ⇒Here you are.(どうぞ)
  • This is your card.(これがあなたのカードです)
    ⇒Thank you.(ありがとう)
  • May I have your card back?(問題カードを返してください)
    ⇒OK. Here you are.(はい、どうぞ)
  • You may leave now.(出ていいですよ)
    ⇒Thank you.(ありがとう)

Thank you.(ありがとう)」と「Here you are.(どうぞ)」は必須です。

聞き取りづらい声で話す

聞き取りづらい声で話すのは当然NGです。

面接試験では緊張と不安から、声が小さくなったり話し方がモゴモゴしたりする人も多いです。

声が聞こえないと採点自体できないため、ハッキリと大きな声で話しましょう。

緊張をやわらげるコツ

入室する際の「May I come in?(入ってもいいですか)」を、思い切って大きな声で言うこと。

発声練習にもなり、緊張も解けやすいです。

英検3級の二次試験の配点基準

英検3級の二次試験の点数は、以下の項目でつけられます。

採点内容配点目標最低点
音読(30語程度)5点3点
第1問(文章について)5点3点
第2問(絵について)5点3点
第3問(絵について)5点3点
第4問(自分について)5点3点
第5問(自分について)5点3点
態度点3点2点
33点満点20点(60.6%)

二次試験は全体点で評価されます。ひとつやふたつ答えられなくても、他でカバーすれば大丈夫です。

配点は設問ごとに5点満点。回答に対する採点バランスはおおよそ以下の通りです。

パーフェクト5点
文法ミス3~4点
単語のみ2点
無言1点
※著者の主観です。

答えられないときも、知っている単語やフレーズを駆使すればAttitude(態度・姿勢)の項目で加点されます。

落ちる原因を徹底排除!英検3級二次試験の対策

英検3級の二次試験に不合格になるのは、緊張と練習不足が原因のケースが多いです。

言い換えると、準備と練習をしっかりしておけばほぼ合格できます。

英検3級の二次試験におすすめの対策は、以下の3つです。

リラックスして臨む心構えをもつ

本番で実力を発揮するためには、リラックスして臨む必要があります。

私は教員時代、100人以上の生徒の英検二次試験を指導しました。

その中で、練習ではほぼ満点レベルだったのに、緊張で頭が真っ白になり不合格になった子が2人います。

本番で頭が真っ白にならないためには、十分に準備しておく必要があります。

場数を踏むことで英語コミュニケーションをとることへの抵抗感が薄れ、緊張しにくくなります。

しげる
しげる

英検3級の二次試験を攻略するカギは十分な練習です

わからない単語や表現に対する対処法

英検3級の二次試験前には、わからない単語や表現が出てきたときにどう対処するかを決めておくと良いでしょう。

わからない単語や表現が出てくると、焦って頭が真っ白になる原因になります。

仮に沈黙してしまった場合、その問題は1点(最低点)です。

英検3級の二次試験では、すべての問題に完璧に答える必要はありません

たとえ正確に答えられなかったとしても、他の問題やAttitude(態度、姿勢)の配点項目で点数が取れれば大丈夫。まずは答えようとする意思表示をしましょう。

二次試験での問題には、音読・カードについての質問・受験者に対しての質問があります。

わからないときは?

  • 音読⇒わからない単語は「ローマ字読み」
  • 問題カード文の質問⇒「so(だから)、in this way(このように)」の直前文が答え
  • 問題カードイラストの質問⇒質問表現を再利用
  • 受験者への質問①「何をする/何をした?」⇒「I study English.」
  • 受験者への質問②「Do you~.」からの追撃⇒「I like ○○.」

なお、過去には受験者に対して以下のような質問がありました。

  • What did you do last night?(昨日の夜は何をしたの?)
  • Have you ever been to a foreign country?(海外に行ったことはありますか?)
  • Do you like to go swimming?(泳ぐことは好きですか?)

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