【英検®準2級Eメール問題】不合格にならないライティングのコツ4つを解説!

「型を理解して練習する」が高得点のルート。
「1文目+2つの質問に1文ずつ答える」という基本構成が大切です。
型を本番までに身につけると、安定して得点できます。

Eメール問題に、どうやって答えたらいいんだろう?
準2級のEメール問題は、文章が長くて難しそうに見えます。
しかし、書ける単語・表現だけを使えば十分に得点できるんです。
そこでこの記事では、英検準2級Eメール問題の基本の型を、できるだけ分かりやすくまとめました。
最後まで読めば、Eメール問題を自信を持って書ける状態になりますよ。
動画でも英検準2級のライティング(Eメール問題)について解説しています。
文章とあわせて、ぜひ参考にしてみてください。
Eメール問題攻略のコツ

ここからは、本番で必ず意識したい4つのコツを解説していきます。
ライティングの全体的な考え方については、準2級ライティング攻略動画の中で解説しています。
Eメール問題の答えの型を覚える
- 相手の話に興味を示す1文
- 下線部について質問を2つ書く
- 相手の質問に2文で答える
これをそのまま英語の形にすると、次の流れになります。
理由を書くときは、次のどちらかを使えば十分です。
- It is 形 for 人 / 物 to ~.
- ~ make 人 / 物 形.
難しい理由を考える必要はありません。
「楽しい」「便利」「簡単」など、書ける形容詞1つでOKです。
1文目は「なんか一言コメント」でOK
準2級のEメール問題でも、いきなり質問に答える必要はありません。
最初の1文は、相手のメール内容に対する軽いコメントを書くだけで十分です。
ここで大切なのは、「相手の話に興味を持っている」ことが伝わるかどうかです。
一言コメントの型としては、次のような表現が使えます。
「なんか一言コメント」の具体例
この1文があるだけで、文の流れが自然になり、語数も調整しやすくなります。
2つの質問には必ず1文ずつ答える
英検準2級のEメール問題で、最も重要なのがこのポイントです。
下線部についての質問は必ず2つあり、どちらも主語と動詞のある文で答えましょう。
1文にまとめたり、どちらか1つしか答えていない場合は、大きく減点されます。
- 質問① → 1文で答える
- 質問② → 別の1文で答える

このルールだけは、必ず守る
「2つの質問には必ず1文ずつ答える」の具体例
たとえば、次のような2つの質問が書かれている場合を見てみましょう。
それぞれの質問に、1文ずつ答えます。
このように、上に書かれている質問から順番に、1文ずつ答えるという形を徹底しましょう。
書ける単語・表現だけでシンプルに書く
文法と基本的な表現が、正しく使えているかが評価されます。
「確実に書ける英語」で、短く・正確に・最後まで書き切ることが高得点への近道です。
英検準2級のライティングで書くことが思いつかない方は、以下の記事をご覧ください。

Eメール問題の質問パターンと答え方

英検準2級のEメール問題でも、ある程度決まったパターンがあるんです。
ここでは、特によく出る質問パターンを紹介します。
数字で答える質問(How many ~?)
数字で答える質問の具体例
| 質問 | 答え方の例 |
| How many days will you stay? (何日間泊まるの?) | I will stay for three days. (3日間泊まります。) |
| How many students will join? (生徒は何人参加するの?) | Many students will join. (たくさんの生徒が参加します。) |
複数形が不安な場合は、「one + 名詞(単数)」で答えても問題ありません。
大切なのは「正しく書ける形を選ぶ」ことです。
時間・日時で答える質問(What time / When / How long)
曜日・最低限、次の形だけは押さえておきましょう。
| 内容 | 前置詞 | 例 |
|---|---|---|
| 時刻 | at | at noon(正午に) |
| 曜日・日付 | on | on Sunday(日曜日に) |
| 期間 | for | for three days(3日間) |
時間・日時で答える質問の具体例
具体的な例を見ていきます。
| 質問 | 答え方の例 |
|---|---|
| What time did the sports day start? (そのスポーツデーは何時に始まりましたか?) | It started at noon.(正午に始まりました。) |
| When will the camping trip start? (そのキャンプ旅行はいつ始まりますか?) | It will start next month.(来月始まります。) |
性質・特徴を聞かれる質問(What kind / Which)
性質・特徴を聞かれる質問の具体例
| 質問 | 答え方の例 |
|---|---|
| Which is better, electronic books or paper books? (電子書籍と紙の本、どちらがいいと思う?) | I think electronic books are better. (電子書籍の方が良いと思います。) |
| What time will you leave? (何時に出発しますか) | It is blue and has a basket. (青色で、かごが付いています。) |
意見・感想・方法を聞かれる質問(How / What do you think)
意見・感想・方法を聞かれる質問の具体例
| 質問 | 答え方の例 |
|---|---|
| Do you think such community events will become more popular? (こうした地域のイベントはもっと人気になると思う?) | About your question, I think such community events will become more popular. (質問に答えると、こうした地域のイベントはもっと人気になると思います。) |
| This is because it is fun for everyone to go to community events. (なぜなら、みんなにとって地域のイベントに行くのは楽しいからです。) |
「楽しい」「便利」などの短い理由で十分です。
Yes / Noで答えられる質問(Do you ~? / Can you ~?)
Yes / Noで答えられる質問の具体例
| 質問 | 答え方の例 |
|---|---|
| Can you bring snacks? (お菓子を持っていけるの?) | Yes, I can. (うん、持っていけるよ。) |
| Will you go by bus? (バスで行くの?) | Yes, I will. (うん、バスで行くよ。) |
Eメール問題でよくあるミス

英検準2級のEメール問題は、難しい英語を書く必要はありません。
しかし、基本ルールを外すと大きく減点されやすいのが特徴です。
ここでは、特に多いミスを5つに分けて確認します。
質問に1つしか答えていない
Eメール問題では、必ず2つの質問を書きましょう。
1つしか書いていない場合、大きく減点されます。
よくあるミスは次のとおりです。
メール本文にすでに書いてあることを質問している
相手のメールにすでに書かれている内容を質問すると減点対象になります。
たとえば、本文に
「日曜日に行われた」
「町の公園で開催された」
と書いてあるのに、
- When did it happen?
(それはいつ起こりましたか?) - Where was it held?
(それはどこで行われましたか?)
と聞くのはNGです。
質問を作る前に、「この情報、もう本文に書いていないか?」を必ず確認しましょう。
時制(現在・過去・未来)がズレている
時制のズレは、よくある減点ポイントです。
特に多いミスは次の組み合わせです。
時制の対応は、最低限これだけ意識してください。
| 質問の形 | 使う時制 |
|---|---|
| did / was / were | 過去 |
| do / does / is / are | 現在 |
| will | 未来 |
it / they ばかりで内容が分かりにくい
it / they を使いすぎると、「何について書いているのか」が分かりにくくなります。
これだけでは、「何が楽しかったのか」「何が便利だったのか」が伝わりません。
できるだけ、名詞をそのまま書きましょう。
主語を具体的にするだけで、内容が分かりやすくなります。
語数が40語に届いていない
英検準2級のEメール問題は、40語〜50語で書くことが条件です。
内容が合っていても、語数不足は大きな減点につながります。
特に注意したいのは次のケースです。
語数が足りないときは、次のことを意識しましょう。
【解答例つき】Eメール練習問題

ここでは、英検3級のEメール問題でよく出る過去形・未来形・現在形の3パターンを使った練習問題を紹介します。
あなたも一緒に練習問題を解いてみてくださいね!
あわせて、次のポイントを意識しながら解いてみてください。

例題①(過去形|体験・イベント系)
Hi,
I want to tell you something. Our town held a sports day on Sunday at the town park. Many people came to watch and have fun. I ran a short race with my cousin. At noon, many people were waiting to buy drinks, so we were happy we brought water. People were kind, and we talked with our neighbors. We took photos after the races.
Do you think such community events will become more popular?
Your friend, Kevin
例題②(未来形|予定・学校行事系)
Hi,
I have big news. My class is going on a camping trip next month. We will stay in tents and cook dinner together. Our teacher told us to bring lights and warm clothes. I’m excited, but I worry about rain. We will pack carefully and be ready for rain. I hope the night sky will be clear.
Do you think school trips like this will increase in the future?
Your friend, Kevin
例題③(現在形|物・習慣・テクノロジー系)
Hi,
Guess what! My father bought me a used bicycle at a shop near the station. I wanted a new one, but he said a used bike is cheaper and good for the environment. The bike is blue and has a basket. I rode it to school yesterday. It was fun, but the seat was a little low. I moved the seat up a little, and it felt better.
Do you think more people will choose used items in the future?
Your friend, Kevin
Eメール問題の概要

英検準2級のライティングでは、友達から届いたEメールに英語で返信する問題が1問出題されます。
Eメール問題の内容?
英検準2級のEメール問題では、友達から次のような流れのメールが届きます。
| メールの流れ | 内容 |
|---|---|
| 導入 | 近況・出来事・体験の説明 |
| 本文 | 旅行・学校行事・物・テクノロジーなどの話題 |
| 質問 | 下線部についての質問が2つ |
| 最後 | 意見をたずねる質問が1つ |
返信では、次の3点が必須です。
- 下線部について質問を2つ書く
- 相手の質問に自分の意見で答える
- 40語〜50語でまとめる
英作文というよりも、「英語の型を正しく使えるか」を見る問題に近い形式です。
語数・形式・出題されるテーマ
英検準2級Eメール問題の条件を整理します。
語数・形式
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 語数 | 40語〜50語 |
| 形式 | 自由英作文(選択肢なし) |
| 書く内容 | 返信文のみ |
出題されるテーマ
| 項目 | 内容例 |
|---|---|
| 体験・イベント | 運動会、地域イベント |
| 予定・学校行事 | キャンプ、旅行、行事 |
| 物・テクノロジー | 電子書籍、中古品 |
| 習慣・考え方 | 環境、生活スタイル |
英検準2級Eメールの特徴
英検3級と比べたときの、準2級Eメール問題の特徴をまとめます。
- メール本文が長い
- 語数が40語〜50語と多い
- 相手の質問に「意見+理由」で答える必要がある
特に大事なのは、ここです。
たとえば、以下のような定型表現を使えるようにしておきましょう。
Eメール問題の採点基準と配点

それでは、英検準2級の採点基準と配点を解説していきます。
採点で見られるポイント(内容・文法・語数)
英検準2級Eメール問題では、主に次の3点がチェックされます。
| 評価項目 | 見られている内容 |
|---|---|
| 内容 | 下線部について質問を2つ書き、相手の質問に答えているか |
| 文法 | 主語・動詞があり、時制や語順が正しいか |
| 語数 | 40語〜50語の範囲に収まっているか |
特に重要なのは、質問への対応です。
- 下線部についての質問が2つあるか
- 相手の質問に「意見+理由」で答えているか
多少語彙が簡単でも、この条件を満たしていれば大きな減点にはなりにくくなります。
さらに詳しい英検準2級の採点基準を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

英検準2級は何問正解で合格できるか知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

0点・大幅減点になりやすいパターン
準2級Eメール問題で点数を落としやすい人には、
次のような共通点があります。
特に注意したいのが、質問の未対応です。
この場合、大幅減点、場合によっては0点に近くなることもあります。
Eメール問題に関するよくある質問

英検3級のEメール問題について、よく聞かれる質問をまとめました。
予想問題はどこで見られますか?

英検公式の過去問を確認するのがいちばん確実
予想問題を探し回るよりも、過去問で「質問の型」と「答え方の型」を押さえましょう。
英検の過去問に関しては、こちらをご覧ください。
決まり文句や使える表現を教えてください!

よく使う決まり文句はあります
英検準2級ライティングの決まり文句は、以下の記事を参考にしてください。

表現の多さよりも「正しく・確実に書けるか」です。
あらかじめ決まり文句をいくつか覚えておきましょう。
ライティングのおすすめの勉強法はありますか?

型を覚えて、過去問で練習するだけで十分です
英検準2級のEメール問題は、英語力よりも「書き方を知っているか」で点数が決まります。
まずは英検公式の過去問を1回分確認し、出題形式と質問パターンを把握しましょう。
さらに勉強法を知りたい方は、以下の英検準2級ノー勉で迎えた方への記事をご覧ください。

ライティングの練習は、以下の動画からできます。
Eメール問題のコツは知恵袋にもありますか?

知恵袋にも、英検準2級Eメール問題で悩む人の質問は多く見られます。
特に多いのが、「質問をどう作ればいいか分からない」という悩みです。
準2級では、「質問2つ」+「意見+理由」まで含めた型を身につけましょう。
Eメール問題を攻略して英検準2級に合格しよう!

この記事では、英検準2級ライティングのEメール問題で安定して得点するための攻略ポイントをまとめました。
「型を決めて守る」ことが、英検準2級合格の最短ルート。
1文目で話題に触れ、質問を2つ書き、相手の質問には意見+理由で答える
書ける単語・表現だけで、40〜50語を最後まで書き切る。
Eメール問題は、文章の上手さや発想力を競う問題ではありません。
出題パターンと書き方は、ほぼ決まっています。
試験当日は、練習してきた書き方をそのまま再現するだけなので、一緒に頑張っていきましょう。
あなたの英検準2級合格を、心から応援しています。
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