英検準2級ライティングの採点基準を解明！実際の解答例と点数を公開

何に気を付ければ合格点が取れるの？

採点基準が分からないと気持ち悪い

英検準2級のライティングは、たった1問で一次試験1,800点中600点占める重要項目。

合格を左右するため、対策に一番時間をかけるべきです。

でも、採点基準がはっきりしないため、どうしていいか分かりませんよね。

何となく「こうすればいい」と分かっても、具体的にどんなミスでどれくらい減点されるのか分からないと、対策のしようがありません。

そこでこの記事では、受験者の具体的な解答と結果を例に、英検準2級ライティング問題の採点基準を解明します。

• 具体的解答例と点数
• 英検準2級ライティングの採点基準
• 練習方法

この記事を読めば、英検準2級ライティングに必要な準備がすべて分かり、高得点を取るコツが分かります。

また、英検準2級のライティングで使える表現は以下の記事を参考にしてください。

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英検準2級ライティングは決まり文句で簡単攻略┃使える表現を紹介

英検準2級ライティングの概要

英検準2級ライティングの概要を解説します。

基本情報

英検準2級のライティングの概要と問題例、点数配分は次のとおりです。

概要

ライティングは、英検準2級の一次試験の筆記問題・大問5として出題されます。

出題数はたったの1問。形式は以下のとおりです。

筆記試験は全部で75分。時間配分に注意し、ライティングは15分を目安に書き終えるようにしましょう。　

評価基準

点数配分は、16点満点です。

内容・構成・語彙・文法という4つの採点項目があり、それぞれ0～4点で5段階評価されます。

ライティングの重要性

ライティング対策は最重要事項。

というのも、たった1問で一次試験の1/3もの点数が割り当てられているためです。

つまり多少リーディングやリスニングがダメでも、ライティング1問で挽回できるということ。

逆に言うと、ライティング1問で不合格にもなり得ます。

ライティングは解答の書き方に型があり、それに沿って書く練習をすれば、十分合格点を狙えます。

リーディングやリスニングに比べて、少ない勉強時間でポイントを抑えた学習ができるので、時間対効果も期待できます。

英検準2級ライティングの具体的解答例と点数から採点基準を解析

英検準2級受験者が実際に書いた英文と、採点の結果を紹介します。

採点は人とAIで行うようです。なので、「なぜこの点数なのか」はっきり分からない文もありますがご了承ください。

QUESTIONは、2023年第2回の「Do you think it’s good for students to make study plans for their summer vacation?(学生は、夏休みの学習計画を立てる方がいいと思いますか？)」です。

内容4点、構成4点、語彙4点、文法4点

I think it is good for students. I have two reasons. First, it keeps them busy and learning. When students make a plan, they do not forget what they learned in school. Second, making a study plan helps students get ready for the new term. They can start school easily.(50語)

内容3点、構成3点、語彙3点、文法3点

I think it’s good for students. I have two reasons. First, I think many people don’t made study plan but I think it is not good for laerning. Second, students should how to study plan. That’s why It’s good for students to make study plans for their summer vacation.(49語)※字数不足

内容4点、構成2点、語彙3点、文法3点

Yes, I do. Because there are many diffrent words that, usually many people don’t know. But if they know they don’t know the meating or where they can use these word properly. The another reason is that, if they know the meaning of what are they writing or reading, they can gain interest in studying.(55語)

内容3点、構成3点、語彙3点、文法3点

I think students should use a dictionary while studying. I have two reasons. First, It is so useful for students. It was so useful, when I used it. Second, It is many kinds of varaetiy. Japanese dictionary Kanji dictionary and English dictionary. That is why I think students should use a dictionary while studying.(54語)

内容2点、構成3点、語彙3点、文法3点

No, I don’t. I have two reasons. First, It is difficult for them to make study plans. Second, Studying in school is enough. For these reasons, students don’t need a dictionary.(31語)※字数不足

内容0点、構成0点、語彙0点、文法0点

(空欄)

空欄は考察不要で0点です。

ライティングが0点の場合、筆記とリスニングが満点でも合格点に届きません。

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「型」と理由の内容が重要です

英検準2級ライティングの採点基準

英検準2級ライティングの採点基準解説します。

4つの観点から点数を算出

点数は内容・構成・語彙・文法の4つの観点から算出されます。

それぞれどのような間違いが減点されるのか、詳しく解説します。

【内容】理由が弱いと減点

弱い理由は減点の対象です。

稚拙さを感じますね。

「辞書を使った方がいいか」という問題を例とすれば、以下のような理由が模範解答です。

• If they understand what they are learning, it makes them interested in studying.(学んでいる内容を理解すると、勉強に興味が持てるから)

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理由を考える練習が必要

【構成】論理的でない、語数・理由が足りないと減点

「結論⇒理由①⇒理由①の補足文⇒理由②⇒理由②の補足文」という流れで書けば、3点以上は確保できる印象です。

「構成」の採点基準がもっとも言語化しにくいですが、以下のような場合に減点されます。

型通りに書けば、2点以下になることは珍しいです。

【語彙】スペルや使い方が違うと減点

単語のスペルや使い方が評価されます。

スペルよりも「文脈に合っているか」や「使う場面が合っているか」の方が重要。

不安になりがちなスペルミスには、意外と寛容です。

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同じ単語ばかり使わないように注意

【文法】文法ミスでの減点

小さな文法ミスは、意味が分かるレベルであれば減点にならないケースもあります。

とくに、冠詞の「a」や複数形の「s」、the辺りは間違えても減点されないことが多いです。

以下の文でも、「文法」の項目で4点中3点取れていることを考えると、文法の採点が厳しくないことが分かります。

採点基準

内容・構成・語彙・文法の持ち点がそれぞれ4点で、計16点満点です。

この点数は、600点満点のCSEスコアに換算されます。例えば、14点なら約500点、10点なら約412点という具合。

CSEスコアは、テストごとの難易度によって変動があるので、点数は目安として考えてください。

英検準2級の一次試験は1800点満点で、合格ラインが1322点。

ライティングも7割以上の正答数11点(CSEスコア434点)を取ればいい計算です。

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ライティングを制すものは一次試験を制す

英検準2級のライティング対策

「型」を覚えてたくさん書き、添削してもらうのが上達の最短距離です。

型や便利な表現を覚える

暗記必須の確実に点数が取れる「型」があります。

まずは「型」から覚えてください。

実際にどのように使うのか、例文を見てみましょう。

First、Second、They can…など、文の書き出しがポイントです。

意見を述べるときには、例文のように論理的に文章を組み立てなければいけません。

他にも、以下のような言葉を使うとよいでしょう。

型や便利な表現について、「もっと知りたい！」という方はこちらのページをご覧ください。

また、英検準2級のライティングで何を書くか思いつかないと悩んでいる方は、以下の記事を参考にしてください。

一読するだけで、理由や補足の文を考えるのが簡単になりますよ。

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英検準2級のライティングで「書くことが思いつかない」を解決！

問題集を使った練習

徹底的にやるなら「英検準2級ライティング大特訓」がおすすめ。

「やりごたえがある」という口コミがピッタリの教材です。

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添削例がついてるのがいい

英語のプロの添削を受ける

ライティングは、自分では正誤が分からないもの。

高得点をとるためにも、必ず英語のプロに添削をしてもらってください。問題点や良かった点を正確に把握する必要があるからです。

学校や塾の先生にお願いするのが理想。

添削を頼める人がいない……

と言う人は、オンライン英会話を利用してください。

オンライン英会話と聞くとハードルが高そうに感じるかも知れませんが、家にいながら気軽に利用できます。

オンライン英会話には英検対策のコースがあるスクールも多く、自己採点しにくいライティングや面接の練習に最適です。

しかも、必要な期間だけ利用できるのがポイント。数回程度のレッスンなら無料体験だけでも十分です。

ライティングの添削におすすめなのは、ENC/GNAです。

Writingレッスンでは、講師が1文１文英作文を解説をしながら添削。

その場で対応してくれるため理解が深められます。

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英検準2級ライティングの採点に関するよくある質問

英検準2級ライティングの採点について、よくある質問に答えました。

ライティングの採点者ってどんな人？

しげる

AIと人が行っています

2019年からAIでの採点システムが導入され、人が採点した時と同じ質の採点ができるようになりました。

訓練を受けた担当者も採点に関わります。採点にズレが出ないようになっています。

採点はどれくらい厳しいですか？

しげる

甘いくらいです

スペルミスや文法ミスがあっても、減点すらされないケースもあります。

また、内容の薄いかったり、既定の時数に達してなかったりしても、何か書けば50％は点数がもらえる印象。

ライティングで高得点を狙うコツは？

しげる

型を覚えて、とにかく練習

型に沿って書くことで、一定の点数は得られ、説明不足を防ぎやすいです。

出題分野が多岐にわたるため、多くの問題に触れておく必要があります。

しっかり対策して英検準2級のライティングを攻略しよう

多くの人が苦手意識を感じるライティング。

しかし、「型」を覚え、たくさん書いて、添削を受ければ合格は目の前です。

本記事では、英検準2級ライティングの採点基準について、実際の解答と点数を分析しました。

英検準2級一次試験の合格率は、わずか35％。

ライティングの点数は全体の1/3を占めるので、英文の精度を上げれば一気に合格に近づけます。

今回紹介した例を参考に、本番までに何度も練習してください。

英作文を書いたら、必ず英語の先生かプロに見てもらいましょう。

添削をお願いしやすい人がいなければ、ENC/GNAをぜひ試してみてください。

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