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英検5級の合格点を徹底分析!何問間違えたら不合格?

しげる
この記事の結論

英検5級の合格点は高くない。正答率が50%でも合格の可能性あり。筆記とリスニングの点数をバランスよく取る必要はない

独自調査によると、下記CSEの合計が419点を越えれば合格の確率が高い。

  • 筆記のCSE
    =筆記正解数×12.5+65
  • リスニングのCSE
    =リスニング正解数×12.6−24
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正解が6割だったから、不安……

筆記が7問しか合ってなかった……

英検5級の合格点を調べると、約6割と出てくることが多いです。

でも、本当に知りたいのは、具体的に何問間違えたら不合格になるのかですよね?

うちの娘が初めて英検5級を受けたとき、私は結果が不安で合格点を検索しました。しかし、どのサイトを見ても答えははっきりしないまま。

そこで今回は、英検5級は何問間違えたら不合格なのか、実際の受験者63名の採点結果をもとに合格点を分析しました。

最後まで読めば、かなりの精度で合否が予想できます。

しげる
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50問中25問以下だとかなり苦しい

小学生の英検5級については、以下の記事でまとめてあります。各大問の分析や効果的な勉強法が知りたい人は参考にしてください。

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元英語教師 & 二次の父
Profile
約1,500人の小・中学生を指導。英語が得意な子の共通点を知る。TOEIC895点取得。娘と息子で20社以上のオンライン英会話を有料会員として経験。
娘(現在小3)→英検3級(中3レベル)/息子(現在小1)→4級挑戦中(中2レベル)

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英検5級の合格点は?公式による目安

英検5級のギリギリ合格ラインは?

まずは、英検5級の合格点について、公式に公表されていることの確認です。

英検は2016年から、問題の難しさ(平均正解率)によって各問の点数が変わるCSE方式が採用されています。

英検5級の合格点は、850点満点中419点以上です。

  • 筆記…425点満点
  • リスニング…425点満点

計850点のうち419点なので、49.3%

じゃあ、半分以上〇だからギリギリ合格!

と思うかも知れませんが、ここがCSEの厄介なところです。

なぜなら、シンプルに半分以上〇だったからと言って、CSEで419点越えるとは限りません。

しげる
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みんなこれでモヤモヤします

英検で導入されているCSEスコアは、その回の受験者の平均点を考慮して点数が決まります

問題の難易度によって有利・不利が生まれないためのシステムです。

年度や回によって1問当たりの配点が異なるってことだけ覚えておいてください。

したがって、どのサイトでも「だいたい6割が合格点」としか言えないんです。

しげる
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そこで独自に集めた63の事例を分析しました

結論を言うと、50問中33問正解ならほぼ合格と考えていいでしょう。ただし、50問中26問しか正解していなくても、合格しているケースはありました。

英検5級は何問間違えたら不合格?合格点の計算方法

各項目、何問正解すると何点になるか、まとめました。

クラウドワークスでコツコツ集めた63名分の結果を徹底的に分析しているので、割と正確な数字を算出できていると思います。

以下の3ステップで計算すると、かなりの精度で合否が分かります。

分かりやすく説明するので安心してください。

筆記の正解数からCSE点数を計算する

筆記パートは全25問で、425点満点です。

筆記の自己採点で丸だった数を数えて、以下の式に当てハメるとCSEに限りなく近い数が算出できます。

筆記のCSE計算式

正解数(全25問)×12.5+65
=筆記のCSE点

〈例:25問中16問正解の場合〉
16問×12.5+65=CSE 265点

25問正解の場合は、式を無視して425点にしてください。0問正解が0点です。

計算結果が190点以下の場合は、+30点してください。

回により若干変動しますが、これで計算すると、実際の点数との差が±15点以内に収まる確率78%、±20点以内に92%収まります。

計算が面倒な人のために、計算結果を何パターンか載せておきますね。

正解数CSE点
20問315点
15問252点
10問220点
5問157点
※10問、5問は、計算結果に+30点済
筆記の目安

63名の筆記の結果を分析すると、以下のことが分かりました。

  • リスニングに比べ、〇が少なくてもCSEの点になりやすい
  • 筆記で7問正解でも、リスニング19問正解で合格した人もいる
  • 筆記で5問正解でも、リスニング23問正解で合格した人もいる

筆記のほうが難易度が高いため、リスニングだけガッツリ対策するのもありです。

リスニングの正解数からCSE点数を計算する

リスニングパートも全25問で、425点満点です。

リスニングの自己採点で丸だった数を数え、以下の式に当てハメてください。

リスニングのCSE計算式

正解数(全25問)×12.6-24
=リスニングのCSE点

〈例:25問中21問正解の場合〉
21問×12.6-24=CSE 240点

25問正解の場合は、式を無視して425点満点。0問正解は0点です。

また、24問正解の場合は、式を無視して315点。23問正解は269点で統一。

これで計算すると、実際の点数との差が±10点以内に収まる確率76%、15点以内だと83.7

英検5級のリスニングは正解率が高いためか、23~25問正解は計算式に当てはまりませんでした。

リスニングは、年度や回による影響が大きく、上の計算式と30点以上離れている人が5%ほどいました

計算が面倒な人のために、計算結果を何パターンか載せておきます。

正解数CSE点
20問228点
15問165点
10問102点

同じ正当数でも、筆記よりも点数が辛いです。これは、リスニングの方が難易度が低いことを表しています。

リスニングの目安

63名のリスニングの結果を分析すると、以下のことが分かりました。

  • 筆記に比べ、〇が多くてもCSEの点になりにくい
  • リスニングで半分(13問)正解しても、CSEは135点程度
  • 25問全問正解と24問正解では、たった1問でCSE 100点以上差が出る

筆記とリスニングの正解数が同じ人が2人いた場合、筆記で〇が多い方がCSEの総合点は上です。

二項目のCSEを合算し、419点以上なら合格

筆記、リスニングで算出した点数を、足してください。

419点以上なら合格です。

これを踏まえると、筆記かリスニングのどちらかが0点でも、もう片方で419点を上回れば合格できることが分かります。

しげる
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6割と言われてますが、実際はもっと甘いです

英検5級合格点の具体例を紹介

英検3級合格・不合格の具体例

今回集めた実例の一部を紹介します。合格点はCSE 419点です。

※Rは筆記、Lはリスニング

結果CSE計
850点
R正解数
全25問
L正解数
全25問
不合格正解数64%
CSE 417
14(56%)
CSE 241
18(72%)
CSE 176
不合格正解率64%
CSE 412
16(64%)
CSE 258
16(64%)
CSE 154
合格正解率62%
CSE 439
15(60%)
CSE 259
16(64%)
CSE 180
合格正解率56%
CSE 430
5(20%)
CSE 176
23(92%)
CSE 254
合格正解率52%
CSE 424
7(28%)
CSE 258
19(76%)
CSE 209
不合格正解率64%
CSE 411
16(64%)
CSE 256
16(64%)
CSE 155
不合格正解率36%
CSE 310
5(20%)
CSE 174
13(52%)
CSE 136

筆記とリスニングの計50問中、32問(64%)も正解しても不合格の場合があります。

一方、26問(52%)しか正解していないのに合格している人もいます。正解率が50%切るとかなり厳しいです。

また、筆記が5問しかできていなくても、リスニングが高得点で合格しているパターンがありました。

筆記、リスニングとも、25問正解=425点(満点)です。

つまり、片方が0点でも、片方が満点なら理論上合格できます。

しげる
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CSE点は、その回の難易度でも変わります

英検5級の合格点に関するよくある質問

英検5級の合格点を調べているときに疑問や不安に思うことと回答をまとめました。

筆記とリスニングの点数のバランスも大事ですか?

しげる
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点数のバランスは合否に関係ありません

「得点のバランスが大事」と言う人が多いですが、完全な勘違いです。

「得点のバランスが大事」というのは、以下の説明の誤解と考えられます。

筆記とリスニングにうち、苦手な方を勉強した方が良い。なぜなら、伸びしろがあるから。

勉強方法としては確かにその通りですが、合否に点数のバランスは関係ありません。

片方が0点でも、もう片方が満点なら合格できます。

明言は避けていますが、英検公式HPの合否判定方法についてからも読み取れます。

英検5級の合格率はどれくらい?

しげる
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約80%です

2015年の結果を参考にすると、5級の合格率は81,4%でした。

2016年以降は合格率が公表されなくなりましたが、難易度は変わらないため、ほぼ同じと考えていいでしょう。

今回の独自調査では、合格率は94%(63人中59人)でした。不合格者は結果表を保管する可能性が低いことを踏まえると、合格率80%は妥当と考えます。

過去問で合格点に達しません。

しげる
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筆記が苦手なら、単語と文法練習は必須

英検5級で不合格になるのは、筆記が苦手なパターンが多いです。

単語と文法の練習が必須。

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英検3級は最低6割を目指して練習しよう

英検5級の合格ラインを徹底解説しました。

この記事の結論

英検5級の合格点は高くない。正答率が50%でも合格の可能性あり。筆記とリスニングの点数をバランスよく取る必要はない

独自調査によると、下記CSEの合計が419点を越えれば合格の確率が高い。

  • 筆記のCSE
     =筆記正解数×12.5+65
  • リスニングのCSE
     =リスニング正解数×12.6−24

結果が出るまでは不安ですよね。この記事の通りに一度計算して、あとは祈りましょう。

次回の英検4級受験や5級の再受験に向け、準備を進めておきましょう。

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