オンライン英会話のメリット・デメリットを徹底解説┃子どもは英会話教室の方がいい?

利便性や料金面でオンライン英会話が圧勝。しかも、マンツーマンが基本で発話機会が多く、身に付きやすい。
直接のコミュニケーションにこだわる場合は英会話教室を選択すべきだが、グループレッスンなので非効率。
「安い」「送り迎え不要」「時間の融通が利く」と三拍子そろい、今人気のオンライン英会話。
でも、オンライン英会話にもデメリットはあります。
そこで本記事では、オンライン英会話と英会話教室を徹底的に比較します。
最後まで読めば、お子さんに合ったベストな手段を選択でき、1年後、2年後の英語力にも差が出るでしょう。
おすすめの子どもオンライン英会話は以下の記事でまとめています。
娘と息子で20社以上受講した経験と独自アンケートの口コミから、徹底的に分析しています。

オンライン英会話と英語教室の違いは?

まず、それぞれの特徴を比べてみましょう。
英会話教室 | オンライン英会話 | |
料金目安 | 週1回40~50分で 月7,000円 ~12,000円 (別途、入会金&教材費) | 週1回25分 月3,000円前後 週5回25分 月10,000円~15,000円 (入会金&教材費は無料が基本) |
形 式 | グループレッスンが基本 | マンツーマンが基本 |
時 間 | 毎週固定 | 毎回自由 |
講 師 | 毎回固定 | 毎回選べる |
予 約 | 不要 | 毎回予約 |
英会話教室とオンライン英会話では、共通点がほぼありません。
それぞれの項目が一長一短です。
スクールによって差があるので、比較表も載せておきます。
オンライン | オンライン | オンライン | オンライン | 英会話教室 | 英会話教室 | 英会話教室 | 英会話教室 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() Novakid (スタンダード) | ![]() QQキッズ | ![]() リップル キッズパーク | ![]() ワールド アイキッズ | ![]() シェーン 子ども英語 | ![]() ECCジュニア | ![]() ペッピー キッズクラブ | ![]() Gabakids | |
形態 | オンライン (マンツーマン) | オンライン (マンツーマン) | オンライン (マンツーマン) | オンライン (マンツーマン) | 教室 (個人・少人数) | 教室 (グループ) | 教室 (グループ) | 教室 (マンツーマン) |
対象年齢 | 4~12歳 | 3~15歳 | 3~18歳 | 3歳~小学6年 | 2歳~中学生 | 2歳~ | 1歳~高校生 | 小学1~6年生 |
週1回の料金 (税込み) | 25分 12,160円 | 25分 2,980円 | 25分 3,122円 | 25分 2,450円 | (年齢による) 個人 40~50分 28,050円 少人数 40~50分 10,450~11,550円 | (年齢による) 40~60分 6,600円 | (教室や年齢による) 2歳~小学年は 60分 7700円目安 | 40分 約24,200円 |
その他費用 | なし | なし | なし | なし | (年齢による) 入学金 16,500円 管理費1,650円/月 教材費はレベルによる | 入学金5,500円 教材費 16,760円 ~19,910円 | (教室による) 入会金 11,000円 管理費 924円 教材費 約40万円 | 入会金 33,000円 テキスト4,235円 |
講師 | 多国籍。1,800人以上。全員2年以上の講師経験&英語の国際資格保有 | フィリピン人。全員正社員。TESOLの取得が義務 | フィリピン人。最低3週間の研修で評価されるまでデビューできない | 全員フィリピン人の女性。日本語や日本文化を常に学んでいる。 | ネイティブ。CELTA、TESOL等の取得者のみ採用。TEYLの修了が義務 | 審査に合格後,発達心理学や児童英語教授法を学ぶ | 日本人と外国人。人柄、スキルなどの厳しい審査あり | 平均採用率4%を突破したナチュラル・イングリッシュ・スピーカー |
無料体験 | 1回無料 | 2回無料 | 2回無料 | 2回無料 | 通常のレッスンを20分間体験(無料) | 複数の教室でも可 | 最寄りの教室で行う | レベルチェック⇒マンツーマンレッスン |
ポイント | 子どもがハマるシステム満載 | カランfor kidsあり | 初心者向け『リップル英検コース』搭載 | 子ども英語コンシェルジュが無料で何でも相談に乗ってくれる。 | オリコン顧客満足度(子ども英語部門)1位 | 生徒中心の体験型レッスン。 | ソルマーク式PRC-メソッドで発音が身に付く。 | 7段階のレベル。 |
オンライン英会話を始めるのに必要なことは以下の記事でまとめてあります。ネット環境があればOKです。
▷初めてのオンライン英会話に必要なものと準備
英会話教室vsオンライン英会話┃徹底比較

さっそく、英会話教室とオンライン英会話を比べましょう。
結論から言うと、オンライン英会話がオススメです。
利便性や料金面でのメリットが大きいので、レッスン回数や発話量にも影響するからです。
ただし、子どもの性格や家庭の状況によって向き不向きがあるため、以下の項目をしっかり検討してください。

各家庭や子どもにとっての最適解を選びましょう
時間の融通

時間の融通が利くのはオンライン英会話です。
いつやるかを細かく設定できるのが魅力。
- 午後は忙しいので今すぐレッスンさせたい
- 小学校が早帰りだから今日は14:00からがいいな
- 歯医者の予約が取れたので今日はやめとこう
全部実現可能です。
しかも、送り迎えの時間や手間も不要。時間効率を考えたら、オンライン英会話の圧勝です。
料金

オンライン英会話の方が料金が遥かに安いです。また、入会金や教材費がかからないのもメリット。
ただし、オンライン英会話のためにパソコンを買って、wifiを契約してとなると、逆に高くつくので注意。
先生

ここは意見が分かれてくるところです。
- 英会話教室
- 毎回、同じ先生のレッスンを受講可能。性格や英語力を把握してもらえるのでスムーズ。
ただし、先生と相性が悪くても簡単には変えられず、我慢するしかない。 - オンライン英会話
- 毎回、同じ先生の予約を取れるとは限らない。先生が変わる度に「Nice to meet you.」。
一方、気に入った先生に出会うまで、いろんな先生を試せる。
『同じ先生のレッスンを受ける』をどう感じるかがポイント。
同じ先生のレッスンを受けることがマイナスに思うなら、英会話教室を選ぶ意味はないでしょう。
レッスンの進み方

英会話教室では、対面して生きたコミュニケーションができます。
とくに英語初心者の子は、対面での会話の方が理解しやすいです。なぜかと言うと、言葉以外の情報量が多いからです。
英語を始めたばかりの子は、先生の言うことがほとんど分かりません。言葉以外の情報が多いと、理解の助けとなります。
気持ちが伝わりやすい順
- 直接会う
(文+声+表情・身振り+場の雰囲気・五感・小道具) - ビデオ通話
(文+声+表情・身振り) - 電話(文+声)
- メール(文のみ)
一方で、オンライン英会話では、個々の能力に合わせてレッスンを進めてもらえる点がメリット。
英会話教室の場合は、他にも生徒がいるので、周りの進度に合わせてレッスンが進んでいきます。
英語の上達

英会話教室とオンライン英会話の違いではなく、グループかマンツーマンかの差になります。英語をきちんと身に付けさせたいなら、マンツーマンレッスン一択です
なぜなら、言語学習においてはグループレッスンの学習効率が非常に悪いからです。
私はよく、英語をピアノに例えます。楽譜を何回読んで暗記しても、ピアノは弾けません。実際に弾いて、間違えながら覚えていくものです。
英語も、たくさん聴いて話してこそ身につきます。
それが、グループレッスンだとどうでしょうか。
生徒が5人いたとしたら、一人当たりの発話量は1/5です。
1時間のレッスンなら、一人12分です。
娘が英語教室に通っていた頃、私は一度だけレッスンを見たことがあります。
娘が英語を発する機会がほとんどありませんでした。
あれでは、毎日レッスンを受けたとしても英語が身に付かなかったと断言します。

娘の場合は生徒が8人いたから
60分÷8人=一人当たり7分
英会話教室とオンライン英会話を試した結果

娘のまりは、年中・年長の2年間、英会話教室に通っていました。
小学1年生の5月からはオンライン英会話の毎日受講を始めました。
年中からの『英会話教室』~成長に不満~
娘が2年間の英会話教室で得た力
- 英語が好きになり、毎週楽しみ
- A~Zの大文字が書ける
- 身の回りの英単語を少し覚えた
- 会話は挨拶と名前しか言えない
私はシンプルに
「2年間も毎月8,000円払って、
こんなもん!?」
と思いました。
今思えば、1週間に数分英語を話したくらいで、上達するわけありません。
そして、娘が小学校に入る前、コロナウイルスのため英会話レッスンがZoomで行われることになりました。
パソコンの横からそっとレッスンをみて、私は「オンライン英会話でいい」と確信しました。
- 娘が話す番が回って来ない
- やんちゃな子が周りを乱す
- 娘がレッスンを乱すことも
(申し訳ない気持ちになる) - 色塗りや絵を描く時間が多い
その英会話教室の方針が『楽しく学ぶ』なのは分かってます。
現に、娘は英会話教室に通うのが大好きでした。
しかし、続けても成長はないと考え、その英会話教室を辞めました。