フォニックスは意味ない？いらないと言われる理由7選とメリット5選

正しい発音が身につき、英語力の向上に役立つフォニックスですが「いらない、意味ない」と言われることもあります。

本記事では、フォニックス学習について以下3点を解説します。

• 「意味ない」と言われる理由7選
• 学ぶメリット5選
• おすすめ学習法

フォニックス学習のメリットや正しい活用法を知り、効果的な英語学習を取り入れましょう。

フォニックス学習に適した子どもオンライン英会話は以下の記事を参考にしてください。

わが家で受講した20社以上のスクールから、5社を厳選してランキング形式で紹介しています。

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しげる

元英語教師 ＆ 二次の父

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約1,500人の小・中学生を指導。英語が得意な子の共通点を知る。TOEIC895点取得。娘と息子で20社以上のオンライン英会話を有料会員として経験。
娘(現在小3)→英検3級(中3レベル)/息子(現在小1)→4級挑戦中(中2レベル)

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「フォニックスは意味ない」は本当か

これから英語をはじめる子にとって、フォニックス学習は必要不可欠です。

フォニックスは文字と音の規則性を学び、身につける学習法。

規則性を覚えることで、初めて見る単語を発音できたりリスニング力がアップしたりします。

英語教育の根底にあるフォニックス学習を習得することで、英語力が加速します。

しかし、幼い頃から英語漬けだった子の場合は今からフォニックスを学ぶ意義は薄いでしょう。

しげる

とはいえ、フォニックスだけでは不十分。他の学習で補う必要があります

フォニックスが意味ないと言われる理由7選

「フォニックス学習は意味がない」と言われる背景には、以下の理由があります。

幼いころから英語教育をしてきた親の目線では「意味ない」という意見になりがちです。

しかし、一般的な英語教育を進めている子には、フォニックス学習はおすすめです。

フォニックスで英語教育の土台を学べるため、4技能「読む・書く・聴く・話す」の向上を図れます。

単語の約25%はフォニックスのルール外だから

フォニックスは、すべての単語に該当しているわけではありません。

単語の約25%はサイトワード(Sight Words=視覚で暗記する単語)と呼ばれ、音と文字の結びつきルールに反しています。

サイトワードはそのまま覚えるしかありません。

これらの単語はフォニックスを学んでも読めません。

しかし、全体の70%以上の単語はフォニックスを学んでいれば発音が予測できます。

「サイトワードとフォニックスを両方覚えるのが望ましい」と捉えましょう。

文字の学習は子どもにとって難しいから

英語を学習する方法には文字と会話がありますが、耳から聞こえてくる音声に対し、文字の学びは難しいです。

本で読むよりも聞き流しのほうが楽に英語に慣れやすいことからも、イメージしやすいでしょう。

とくに、小さい頃は読み書きに慣れていないため、苦手意識がつく可能性があります。

まずは英語を耳に慣れさせ、リピート学習でアウトプットしたほうが覚えやすいです。

読めても結局、単語の意味は分からないから

フォニックスを学べば、初めて見る単語もほぼ読めるようになります。

しかし、フォニックスで学ぶのはあくまで「読み方」であり、単語の意味までは覚えられません。

結果として、語彙力は増えないため、意味がないと考える人もいます。

しげる

娘は単語が読めますが、意味が分からない語が多いです

語彙力を増やすには、単語のインプットも必要です。

日本語でも「読み方が分かっても意味が分からない」といった語はあります。英語に限った話ではありません。

カタカナを使ってフォニックスを学ぶことが多いから

カタカナを覚えている子どもは、正しい文字と音の結びつきを覚えにくいです。

カタカナ英語と正しい発音はまったく異なります。

カタカナ英語の習慣がついてしまうと、抜け出すのは容易ではありません。子どものうちから外国籍の先生とオールイングリッシュで学ぶ環境が大切です。

正しい発音に慣れておくと、自然と身につきます。

わざわざ覚えなくても、読み方は身につくから

発音は、英会話や単語練習のなかで自然と身につく子が多いです。

子どもの吸収力はスポンジ並みなので「わざわざ読み方に時間を割くのはもったいない」と感じる親もいます。

中でも頻繁に英会話レッスンを受けている子は、学んでいる気がなくても正確に発音できることが多いでしょう。

年齢を重ねるほど正しい発音が聴き取れず、学習効果が薄いから

英語学習には年齢が低いほど、定着しやすいとされる「臨界期説」が存在します。

英語の発音とリスニング力については、できれば5・6歳、遅くとも9歳までの学習が推奨されています。

しげる

小学校高学年以降にフォニックスを学んだ場合、学習効果が薄くなります

英語を話せることに直結しないから

フォニックスを学んだからといって、英語が話せることにはなりません。

フォニックス学習で定着するスキルは、英語の読み方のみ。

単語や英文法は別で覚える必要があり、文章の構成ができるようになるには、さらなるインプットとアウトプットが必要です。

英語力を向上したいなら「フォニックス+インプット+アウトプット」をセットで学ぶ必要があります。

子どもがフォニックスを学ぶメリット5選

フォニックス学習はいらないと判断する前に、子どもがフォニックスを取り入れるメリットを確認しましょう。

子どもがフォニックスを学ぶメリットは、以下の5つです。

リズム遊びや歌を使って楽しみながら英語学習できる

フォニックス教材は子どもが興味を持ちやすく、楽しんで学習できるメリットがあります。

体感的な学びは子どもが自ら感じて考えることで、積極性や意欲の向上にもつながります。効果的な英語学習は習慣が大切。

しげる

子どもが飽きずに楽しめることが継続のポイントです

リスニング力の強化

フォニックスで文字と音の結びつきを学ぶと、必然的にリスニング力も上がります。

幼い頃からフォニックスが身に付いた状態で英語を聴き続けると、スペルの予想もできるようになります。

まずはフォニックスを取り入れながらアルファベットを学び、段階的に書く練習をしましょう。

確実にステップアップすることで、将来はリスニングからライティングが可能になります。

新たな単語の発音を推測する力がつく

フォニックスを学習すると、見慣れない単語が出てきても発音を推測できます。

自分の力で英語が読めた体験は、子どもの自信や達成感につながりその後のモチベーションもアップするでしょう。

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新たな単語への抵抗感がなくなるので、英語への苦手意識もなくなります

正しい発音を習得し、カタカナ英語を防ぐ

正しい音を習得すると、日本語訛りで発音されるカタカナ英語を防ぐことができます。

本来の英語とカタカナ英語の違いは、以下の通りです。

カタカナ英語は日本語訛りのため、アクセントや音節も異なり本来の発音とはまったく別物です。

一度カタカナ英語のクセがついてしまうと、直すのが大変になります。

幼いうちにフォニックスで文字と音の規則性を学び、正しい発音を習得させましょう。

しげる

ローマ字を覚えてしまうとカタカナ英語になりやすいので注意

親の教育負担を軽減する

最近ではフォニックスを学べる動画やアプリ、オンライン英会話が充実してきたため、親の負担なく導入できます。

子どもが1人で学びやすい動画やアプリ、先生が教えてくれるオンライン英会話は、親の手間がかかりません。

料金が安かったり無料だったりするものが多く、経済的にも負担が少ないでしょう。

子どものためのフォニックス学習法

フォニックスは子どもが幼いほど適した学習法であり、その後の英語力向上の要となります。

実際のフォニックス学習の取り入れ方は、以下の3つがおすすめです。

ただし、すでにある程度英語が読める子は、わざわざ学びなおす必要がありません。

これから英語を学び始める子は以下の方法を活用してください。

YouTube動画のかけ流し

はじめてのフォニックスでおすすめなのが、YouTubeのかけ流し学習法です。

YouTubeには子どもが夢中になる動画が無料でたくさん公開されています。

初心者は十分に活用できるでしょう。

おすすめの動画は以下の3つです。

しげる

子どもが自然と口ずさむようになればラッキーです

フォニックスを学べるアプリを活用

外出先でも活用できるフォニックス学習法がアプリです。

フォニックス学習アプリは子どもがスムーズに取り入れやすいうえ、無料で使えるサービスもあります。

おすすめのアプリは、以下の通りです。

まずは無料アプリから試し、子どものモチベーションやレベルが上がってきたら有料を検討しましょう。

無料体験あり！オンラインスクールの活用

フォニックスを導入しているオンラインスクールが多く、先生に学習を丸投げできます。

ほとんどのスクールで無料体験も用意されているため、実際にレッスンを受けて子どもの反応を確かめられます。

フォニックス学習に適した子どもオンライン英会話を検討したい人は、以下の記事を参考にしてください。

娘・息子で20社以上を有料会員として受講した経験と、独自アンケートの口コミから比較・検討しています。

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フォニックス学習は必要！でも、ほどほどでOK

本記事では「フォニックスは意味ない、いらない」と言われる理由や子どもが学ぶメリットなどを紹介しました。

フォニックスを効果的に身につけさせたいなら、ローマ字を覚える前に歌や動画から入るのがおすすめです。

言語の臨界期説で言われていることからも、できれば5・6歳、遅くとも9歳までに英語学習をはじめましょう。

フォニックス学習に適した子どもオンライン英会話を検討したい人は、以下の記事を読んでください。おすすめ5社と選び方を解説しています。

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