英検3級リスニングを攻略!コツを押さえて一気に点数アップ

英検3級のリスニングには、押さえるだけで点数アップするコツがある。
第1部は最後のセリフに集中する。
第2・3部は選択肢を先に読んで質問を予測する。
英検3級の一次試験の重要パート、リスニング。
リーディングやライティングである程度得点できても、リスニングが苦手だと合格に届かないこともあります。

リスニングのコツってあるの?
そこでこの記事では、次の3つを中心に解説します。
実践的なテクニックをまとめました。
この記事を読み、リスニングの点数の大幅アップしましょう。
動画で学びたい方は、以下をご覧ください。
英検3級リスニング概要と合格点
英検3級の一次試験では、リーディング・ライティングを解いたあとにリスニングが始まります。
4級までは短いフレーズ中心でしたが、3級からは英文が一気に長くなり、難易度が高いです。
ただし、出題傾向がはっきりしているため、コツを押さえれば安定して点を取れるようになります。
出題内容
リスニングの出題内容 | |||
---|---|---|---|
パート | 内容 | 問題数 | ポイント |
第1部 | 会話の正しい応答を選ぶ | 10問 | 最後のセリフに集中 |
第2部 | 対話に関する質問に答える | 10問 | 選択肢を先に読み、質問を予測する |
第3部 | 文章に関する質問に答える | 10問 | ストーリー全体をイメージして聴く |
「誰と誰の会話か」「話のテーマが何か」をつかむことがカギ。
第1部は会話が1回しか放送されないので、落ち着いて取り組みましょう。
第2部・第3部では2回放送されます。
合格には何点必要?
合格の目安は30問中18問(6割)です。
ただし、実際には5割程度でも、他のパート次第で合格は狙えます。
- リスニングが得意な人
→ 7割以上を安定させて合格を確実に - リスニングが苦手な人
→ 5割を目標に、他のパートでカバー
最低5割、できれば6割、余裕があれば7割が、合格ラインのイメージ。
英検3級の合格点の詳細は、以下の記事で解説しています。

英検3級リスニングを練習したい方は、以下の動画を使ってください。
英検3級リスニング第1部のコツ│聴くポイントの把握
第1部は、男女の短い会話を聞いて、適切な応答を選ぶ問題です。
全部で10問、3択形式。
3級リスニングの中ではもっとも取り組みやすいパートなので、得点源にしたいところです。
出題パターン
第1部の流れは以下の通りです。
- 男女2人の会話が流れる
- Aさん → Bさん → Aさんと進み、その後にBさんがどう答えるかを選択
- 選択肢は問題用紙には書かれず、放送で読み上げられる
【例題】
A: Is this a new pet?
B: Yes. It’s a dog I got last week.
A: What’s its name?
【選択肢】※放送される
1 No, my brother likes fish.
2 I haven’t decided yet.
3 It’s not hungry yet.
正解は2番「I haven’t decided yet.(まだ決めてないよ)」です。
正解を出すには、コツがあります。
最後のセリフが最重要
第1部の最大のコツは、最後の一文に集中することです。
残りの3割は、限りなく正解に近づけるパターンばかりです。
最後のセリフ | 選択肢 | 判断 |
What’s its name? (名前は何ていうの?) | 1 いや、弟は魚が好きなんだ。 2 まだ決めてないよ。 3 まだお腹空いてないよ。 | 1と3は不自然 |
このように、ラストのセリフに全力を注ぐことで、正解に近づけます。
得点の目安
- 比較的やさしめ、7〜8問の正解を目指す
- ここで得点すると、第2部や第3部で多少失点しても合格ラインに届く

ラストのセリフに全集中!
第1部は、以下の動画で練習できます。
英検3級リスニング第2・3部のコツ│選択肢の先読み
第2部と第3部は、会話や文章を聞いたあとに質問に答える形式です。それぞれ10問ずつ、四択問題になっています。
第1部と違い、選択肢が問題用紙に書かれている のが特徴です。
さらに、放送は2回あるので落ち着いて取り組めます。
出題パターン
第2、3部は以下の形で出題されます。
- 英語の放送を聴く
- 質問と選択肢は問題用紙に書かれている
- 会話や文章は2回放送される
例題を見てみましょう。
例題(第2部)
2人の会話のあとに質問。
【例題】
A: I went to that new coffee shop yesterday.
B: Did you try their chocolate cake? It’s really good.
A: No, I had a sandwich, and my friend had a muffin.
B: Both sound delicious.
Question: What did the man eat at the coffee shop?
【選択肢】
1 Sandwich.
2 Chocolate cake.
3 Muffin.
4 Cupcake.
正解は①の Sandwich. です。
例題(第3部)
物語文のあとに質問。
【例題】
My school starts at eight. I wake up at six and take the train at seven. If I miss the train, I’ll be late.
Question: When does she take the train?
【選択肢】
1 Six in the morning.
2 Seven in the morning.
3 Eight in the morning.
4 Nine in the morning.
正解は②の Seven in the morning. です。
第2、3部のコツを解説します。
先読みが必須
第2部・第3部を攻略する最大のコツは、選択肢を先に読むことです。
あらかじめ、どんな質問が来そうか予測しておくと、理解が一気に楽になります。
さらに放送が2回あるので、
- 1回目は全体の内容をざっくりつかむ
- 2回目は質問に対応する答えをピンポイントで聞く
という流れで取り組むのがおすすめです。
得点の目安
- 第2部は10問中7問以上を目標
- 第3部は10問中6問以上を目標に
第2部と第3部はあわせて20問。ここで得点を安定させると、合格に近づきます。

必ず選択肢の先読み
第2部を特訓したい方は、以下の動画を見てください。
練習のコツ│英検3級リスニングが難しい人へ
ここまで紹介したコツを知っていても、
「そもそも英語がまったく聴き取れない…やばい!」
と悩む人もいるでしょう。
テクニックを知っているのに点数が取れない場合、基礎的なリスニング力が不足しています。
リスニングが苦手な人は、まず以下の3点に力を入れて練習してください。
単語は基本
リスニング力を伸ばすために欠かせないのが単語力です。
単語を見たり聞いたりして、1秒以上考えてから意味を思い出すようでは不十分。
0.5秒で意味が分かるまで練習
基礎単語の即答力を高めることで、音声についていけるようになります。
英検3級によく出る単語は、以下の記事から学べます。

英単語の覚え方も合わせてお伝えしていますよ。
シャドーイングで英語耳を養う
英文を聞きながら、同じスピードで声に出す「シャドーイング」は、英語の音に慣れるのに効果的です。
- 音声と同じリズム・イントネーションでまねる
- 最低でも1つの文を7回は繰り返す
- 意味を理解しながら声に出す
これを継続することで、聞いた瞬間に理解できる「英語耳」が育っていきます。
英検3級を目指す小学生は、以下の記事でリスニング以外の攻略法と勉強法を解説しています。

過去問を使って特訓
英検リスニング対策において、最強の教材はやはり過去問です。
実際の試験形式に慣れることで、よく出る語彙や場面表現も自然と身につきます。
- 本番に近い形式で練習できる
- 頻出の語彙・場面を効率よく吸収できる
- 解き直しと音読を組み合わせると効果倍増
英検協会の公式サイトでは、過去問が無料で公開されています。必ず活用しましょう。

過去問が最強の教材
過去問を解くべきとわかっていても、ずるずると勉強しない日が過ごすこともありますね。
そんな、英検3級の当日をノー勉で迎えてしまったあなたに、前日・当日の一夜漬けを教えています。

英検3級リスニングはコツをつかめば怖くない!
3級のリスニングは3部構成ですが、形式とコツを押さえれば安定して得点できます。
とくに意識したいポイントは以下の3つです。
- 第1部は最後のセリフに集中する
- 第2、3部は選択肢を先に読んで質問を予測する
- 過去問を使って特訓する
リスニングはコツさえ知っておけば、高得点を目指せます。
さらに、単語力・シャドーイング・過去問演習を組み合わせることで、リスニング力一気にを伸ばしましょう!
あなたの英検3級合格を応援しています!