【英検®3級Eメール問題】高得点が取れるライティングのコツ3つを解説!

「型を理解して練習する」が高得点の最短ルート。
「1文目+2つの質問に1文ずつ答える」という基本構成が大切です。
型を本番までに身につけると、安定して得点できます。

Eメールの質問にどう答えればいいの?
実はEメール問題は難しい英作文ではなく、文法と基本表現を正しく使えるかを見る問題です。
書く内容は想像してOKで、書ける単語・表現だけを使えば十分に得点できます。
そこでこの記事では、英検3級Eメール問題の基本の型をわかりやすくまとめました。
最後まで読めば、Eメール問題を自信を持って書ける状態になりますよ。
動画でも英検3級のライティングについて解説しています。ぜひご覧ください。
英検3級ライティングEメール問題攻略のコツ

ここからは、本番で必ず意識したい3つのコツを解説していきます。
ライティングの完全攻略については、以下の動画で解説しています。
1文目は「なんか一言コメント」でOK
Eメール問題では、いきなり質問に答える必要はありません。
最初の1文は、相手のメール内容に対する軽いコメントを書くだけで十分です。
「なんか一言コメント」の具体例
この1文があるだけで、文の流れが自然になり、語数も稼ぎやすくなります。
2つの質問には必ず1文ずつ答える
英検3級のEメール問題で最も重要なのがここです。
質問は必ず2つあり、どちらも主語と動詞のある文で答える必要があります。
1文でまとめたり、どちらか1つしか答えていない場合は、大きく減点されます。
- 質問① → 1文で答える
- 質問② → 別の1文で答える

このルールだけは、絶対に崩さない
「2つの質問には必ず1文ずつ答える」の具体例
たとえば、次のような2つの質問が書かれている場合を見てみましょう。
それぞれの質問に、1文ずつ答えます。
このように、「上に書かれている質問から順番に、1文ずつ答える」というルールを守りましょう。
書ける単語・表現だけでシンプルに書く
Eメール問題は、内容の正解・不正解を問う問題ではありません。
文法と表現が正しく書けているかが評価されます。
「確実に書ける英語」で短く・正確に・最後まで書き切ることが高得点への近道です。
書ける単語・表現だけでシンプルに書くの具体例
「みんなで食べたお弁当が一番楽しかった」
と書きたい場合でも、以下のように確実に書ける形までシンプルにするほうが安全です。
I enjoyed lunch the most.
(昼ごはんがいちばん楽しかったです)
シンプルに書くためにも、単語を知らないと書けません。
合わせて英検3級によく出る単語も、チェックしておいてください。

英検3級の頻出単語を知りたい方は、以下の動画もチェックしてください。
英検3級ライティングEメールの質問パターンと答え方

英検3級のEメール問題では、質問の内容にある程度決まったパターンがあります。
あらかじめ「聞かれ方」と「答え方」をセットで覚えておきましょう。
ここでは、特によく出る3つの質問パターンを紹介します。
数字で答える質問(How many ~?)
数字で答える質問の具体例
| 質問 | 答え方の例 |
| How many books did you buy? (本を何冊買いましたか?) | I bought three books. (本を3冊買いました) |
| How many people came? (何人来ましたか?) | Three people came. (3人来ました) |
複数形が不安な場合は、「one + 名詞(単数)」で答えても問題ありません。
大切なのは「正しく書ける形を選ぶ」ことです。
時間・日時で答える質問(What time / When / How long)
最低限、次の形だけは押さえておきましょう。
| 内容 | 前置詞 | 例 |
|---|---|---|
| 時刻 | at | at six a.m.(午前6時に) |
| 曜日・日付 | on | on Sunday(日曜日に) |
| 期間 | for | for two hours(2時間) |
時間・日時で答える質問の具体例
具体的な例を見てみましょう。
| 質問 | 答え方の例 |
|---|---|
| How long did you walk? (どれくらいの時間歩きましたか) | I walked for two hours. (2時間歩きました) |
| What time will you leave? (何時に出発しますか) | I will leave at six a.m. (午前6時に出発します) |
How long は「距離」ではなく、どれくらいの時間かを聞いている点に注意してください。
性質・感想・方法を聞かれる質問(How / What kind)
性質・感想・方法を聞かれる質問の具体例
具体的な例を見ていきます。
| 質問 | 答え方の例 |
|---|---|
| How long did you walk? (どれくらいの時間歩きましたか) | I walked for two hours. (2時間歩きました) |
| What time will you leave? (何時に出発しますか) | I will leave at six a.m. (午前6時に出発します) |
| What kind of movies do you like? (どんな種類の映画が好きですか?) | I like action movies. (アクション映画が好きです) |
難しい表現を使おうとすると、スペルミスや文法ミスにつながりやすくなります。
「確実に書ける英語で、1文で答える」
これがEメール問題で安定して点を取るコツです。
英検3級ライティングEメール問題でよくあるミス

英検3級のEメール問題は、難しい英語を書く必要はありません。
しかし、基本ルールを外すと大きく減点されやすいのが特徴です。
ここでは、特に多いミスを3つに分けて確認します。
語数不足で条件を満たしていない
英検3級のEメール問題では、15語〜25語で書くことが条件になっています。
内容が合っていても、語数が足りないと大きく減点されるため注意が必要です。
特に次のようなケースは要注意です。
時制(現在・過去・未来)がズレている
よくあるズレの例は次のとおりです。
- 過去の質問なのに現在形で答えている
- 未来の予定を聞かれているのに過去形で書いている
たとえば、次の質問を見てみましょう。
この質問は did が使われているため、過去形で答える必要があります。
- did → 過去
- do / does → 現在
- will → 未来
この対応だけは、必ず意識しましょう。
it / they ばかりで内容が分かりにくい
代名詞の it / they を使いすぎると、「何の話をしているのか」が分かりにくくなります。
これだけだと、「何が楽しかったのか」「何が面白かったのか」が伝わりません。
できるだけ、名詞をそのまま書くようにしましょう。
主語を具体的に書くだけで、内容が分かりやすくなり、減点リスクも下がります。
Eメール問題では、「it / they に頼らず、名詞で書く」を意識するだけで安定した答案になります。
【解答例つき】英検3級ライティングEメール練習問題

ここでは、英検3級のEメール問題で頻出の過去形・未来形・現在形の3パターンを紹介します。
すべて「1文目+質問①+質問②」の型で書いています。
以下のことを気にしつつ、あなたも一緒に解いてみましょう!

例題①(過去形|体験・イベント系)
I heard that you went hiking last weekend.
I have some questions for you.
How long did you walk?
And what did you enjoy the most?
Your friend, Ken
例題②(未来形|予定・おでかけ系)
Thank you for your e-mail.
My friend told me that you will go to the zoo next Sunday.
I have some questions for you.
What time will you leave your home?
And what animals will you see there?
Your friend, Mike
例題③(現在形|習慣・クラブ活動系)
Thank you for your e-mail.
I hear that you are in the baseball club.
I want to know more about it.
How many members are in the club?
And when did you join the club?
Your friend, Emily
英検3級ライティングEメール問題の概要

英検3級のライティングでは、2つの質問に英語で返信する問題が1問出題されます。
評価されるのは内容ではなく、文法・語数・質問への答え方が正しいかです。
Eメール問題の内容
Eメール問題では、友達から次のような流れのメールが届きます。
| メールの流れ | 内容 |
|---|---|
| 導入 | 近況やうわさを伝える文 |
| 本文 | 「〜と聞いたよ」などの説明 |
| 質問 | 必ず2つの質問が書かれている |
質問の内容は、日常的で答えやすいものばかりです。
語数・形式・出題されるテーマ
英検3級Eメール問題の条件を整理していきます。
語数・形式
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 語数 | 15語〜25語 |
| 形式 | 自由英作文(選択肢なし) |
| 書く内容 | 返信文のみ |
語数は少なく見えますが、「1文目+質問①+質問②」の3文構成なら、自然に15語を超えます。
出題されるテーマ
| よくある質問内容 | 例 |
|---|---|
| 体験・出来事 | 週末のイベント、旅行 |
| 予定 | これから行く場所 |
| 習慣・活動 | クラブ活動、趣味 |
どれも、中学生レベルの単語で十分書ける内容です。
2024年度からの変更点(文法問題との関係)
2024年度から、英検3級の試験構成に変更がありました。
| 変更前 | 変更後 |
|---|---|
| リーディングに文法問題あり | 文法問題が削除 |
| 文法は選択問題中心 | ライティングで文法力を評価 |
この変更により、Eメール問題は文法力をチェックする重要なパートになっています。
英検3級ライティングEメール問題の採点基準と配点

英検3級のEメール問題は、「正しく書けているか」が評価の中心です。
内容の面白さや発想力よりも、基本ルールを守れているかどうかが得点を左右します。
採点で見られるポイント(内容・文法・語数)
Eメール問題では、主に次の3点がチェックされます。
| 評価項目 | 見られている内容 |
|---|---|
| 内容 | 2つの質問にそれぞれ1文ずつ答えているか |
| 文法 | 主語・動詞があり、時制が合っているか |
| 語数 | 15〜25語の範囲に収まっているか |
特に重要なのは「質問への答え方」です。
表現がシンプルでも、質問に正しく答えていれば大きな減点にはなりにくくなります。

0点・大幅減点になりやすいパターン
Eメール問題で点数を落としやすい人には、次のような共通点があります。
とくに、2つの質問のうち1つでも未回答だと大幅減点になります。
難しい英語を書く必要はないので、「ルール通りに最後まで書き切る」ことを最優先にしましょう。
英検3級ライティングEメール問題に関するよくある質問

Eメール問題に関する、よくある質問をまとめました。
予想問題はどこで見られますか?

過去問を確認するのがいちばん確実!
対策の軸は英検公式の過去問で十分です。
出題形式や質問の聞き方、時制(過去・現在・未来)は毎回よく似ています。
予想問題に手を広げすぎず、まずは過去問で「型」と「質問パターン」を押さえるのが、効率よく得点するコツです。
よく使う決まり文句はありますか?

よく使う決まり文句はあります
英絵3級ライティングの使える表現は、以下の記事を参考にしてください。

英検3級のEメール問題では、表現の多さよりも「正しく・確実に書けるか」が重視されます。
あらかじめ決まり文句をいくつか覚えておくのが、もっとも安全な対策です。
ライティングのおすすめ勉強法を教えてください

型を覚えて、過去問で練習するだけで十分です。
英検3級のEメール問題は、英語力よりも「書き方を知っているか」で点数が決まります。
まずは英検公式の過去問を1回分確認し、出題形式と質問パターンを把握しましょう。
さらに詳しく知りたい方は、以下の英検3級攻略法と勉強法をご覧ください。

英検3級一次試験の理想的な時間配分を教えてください

リーディング35分・ライティング20分・見直し10分が理想ですね
おすすめの配分は以下のとおりです。
- リーディング:35分
短文・会話文はテンポよく解き、長文は設問を先に見て必要な部分だけ読みます。 - ライティング:20分
型どおりに書くことを最優先し、必ず最後まで書き切ります。 - 見直し:10分
マークミス、スペル、質問に2文答えているかを確認します。
この配分を練習段階から固定しておくと、本番でも焦らず安定して得点できます。
英検3級の時間配分について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

Eメール問題を攻略して英検3級に合格しよう!

この記事では、英検3級ライティングのEメール問題で安定して得点するための考え方と、具体的な攻略ポイントをまとめました。
Eメール問題は「型を決めて守る」ことが、合格の最短ルート。
1文目+2つの質問に1文ずつ答えると、大きな減点は防げる。
難しい英語は不要。書ける単語・表現だけで、短く正確に書き切る
Eメール問題は、内容の良し悪しを競う問題ではありません。
出題パターンと書き方はほぼ決まっています。
事前に「型」を身につけておけば、本番でも迷わず書けるのです。
試験当日は、練習してきた書き方をそのまま再現するだけ。
あなたの英検3級合格を心から応援しています。
※英検®は公益財団法人日本英語検定協会の登録商標です。本コンテンツは同協会の承認を受けていません。
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