英検®2級の二次試験対策!コツ、練習法を一挙公開
英検2級の二次試験には、点を伸ばすための答え方のコツと練習法がある。
音読から4つの質問まで、攻略法を理解して練習すれば合格に近づく。
模擬練習を積むことで、不合格のリスクを大幅に下げる。
筆記試験やリスニングとは違い、二次試験(面接)は実技形式。

緊張で頭が真っ白になったらどうしよう
でも安心してください。
この記事では、英検2級の面接であなたが合格するための最短ルートをまとめました。
これらを押さえれば、面接本番で高得点を狙えます。
英検2級の裏ワザを動画で確認したい人は、こちらの動画を参考にしてください。
英検2級二次試験の難易度の把握が対策の第一歩
たとえばこんな質問が出ることもあります。
- 自然観光地の訪問者数は制限されるべきだと思いますか?
- 有機野菜は今後人気になると思いますか?
どちらの話題も、準備なしで答えるのは大変ですよね。
2次試験の内容を知っていないと、合格が遠のいてしまいます。
ですので、ここで2次試験の順序、難易度を確認しておきましょう。
二次試験の順序
英検2級の面接は、面接委員1名との一対一形式で行われ、全体で約7分間です。
以下のような手順で進みます。
- 入室・あいさつ(簡単な挨拶)
- 面接カードの受け取り → 20秒間の黙読時間
- 音読(5点)
- No.1:音読文に関する質問(5点)
- No.2:3コマ漫画の描写問題(10点)
- No.3:社会的なトピックに対する意見(5点)
- No.4:個人的な意見・未来予測の質問(5点)
- 態度点(Attitude:3点)
面接練習をしたい方は、以下の動画をご覧ください。
難易度
面接は緊張しやすく、練習量がもろに出ます。
出題内容も社会的なテーマが増えるため、壁を感じる人が多いです。
準2級との違い
準2級と形式はほぼ同じですが、難易度が大きく上がっています。
比較項目 | 準2級 | 2級 |
パッセージの長さ | 約50語 | 約60語(内容がより抽象的) |
イラスト | 2コマ | 3コマに増加 |
出題テーマ | 学校・日常生活 | 社会問題や 一般教養的トピックが追加 |
必要な表現力 | 基本的な返答でOK | 柔軟な表現力が必須 (引用だけでは×) |
要求される力 | 単語力・文法力 | 思考力と応用力 (短時間で理解→英語化) |
準2級までは「英語で話す練習量」で何とかなります。

考えながら話す力が必要!
配点・合格点
英検2級の面接は、33点満点中およそ23点(約7割)が合格ラインです。
「満点を取る試験」ではなく、7割取れれば合格できる試験という意識で受けましょう。
実際、英検2級の二次試験は合格率が約8割と高め。しっかり対策しておけば、落ちる試験ではなく通る試験です。
受験者の平均点によって合格点は前後しますが、「22〜23点を目指す」のが安全ラインです。
採点内容 | 配点 | 目標点 | コメント |
音読(約60語) | 5点 | 3〜4点 | 意味を理解して区切りよく読もう |
No.1 (音読文について) | 5点 | 4点 | 答えの場所を特定できればOK |
No.2 (3コマ漫画描写) | 10点 | 7点 | 最重要パート。得点源にしよう! |
No.3 (社会的トピック) | 5点 | 3点 | 理由を2〜3文で述べる |
No.4 (個人的意見) | 5点 | 3点 | Yes/No+理由2文で十分 |
態度点(Attitude) | 3点 | 2〜3点 | 積極性・笑顔・アイコンタクトを意識 |
英検2級二次試験の対策とコツ┃問題ごとに解説
英検2級の二次試験(面接)は、「音読+4つの質問」で構成されています。
それぞれのパートで意識するポイントを押さえ、安定して高得点を狙いましょう。
音読の対策
最初の音読では「正しい発音」よりも、内容を理解して読めているかが大事です。
リズムをつけながら、意味のまとまりごとに区切って読むことを意識しましょう。
また、companies / various / consumers など、読みにくい単語は事前チェック。
読み間違えても止まらず、最後まで通して読む姿勢が評価につながります。
〈No.1〉文章に関する質問の対策
1問目は、音読した文章についての質問です。
「Why〜?」「How〜?」が中心で、答えは本文の中に必ずあると思ってOKです。
3ステップで考えましょう。
- “and by doing so”や“as a result”の前を確認
- 質問がWhyならBecause〜/HowならBy〜ing〜で答える
- 指示語(this, these, themなど)を具体的に言い換える
例題
Q: How do many companies attract more customers?
(多くの企業は、どのようにしてより多くの顧客を引きつけていますか?)
A: By offering special discounts to consumers who use cards which serve as prepaid alternatives in stores.
(店でプリペイドカードとして使えるカードを利用する消費者に、特別割引を提供することで引きつけています。)
「these cards」が何なのか、前の文から拾えるようにしておくのがコツです。
黙読時間(20秒)で、指示語と理由の目印を探す習慣をつけましょう。
〈No.2〉3コマ漫画描写の対策
2問目は配点10点の最重要パート。
3コマ漫画の内容を、登場人物の動作を中心に説明すればOKです。
- 1コマ目:吹き出しをそのまま読む
- 2コマ目:行動を1文で説明
- 3コマ目:結果や心の動きを1文で表現
物語を作る必要はありません。「何をしているか」だけ言えばOKです。
特に3コマ目は「結果+感情(He was happy.)」で締めると自然に聞こえます。
〈No.3・4〉意見を言う問題の対策
3問目と4問目は、自分の意見を2〜3文で述べる問題です。
内容よりも、スムーズに理由を話せるかが評価されます。
使える型はこの2つ。
型 | 例文 |
It is 形 for 人 to 動〜. | It is important for students to study abroad. (学生が海外で勉強することは大切です。) |
●● makes 人 形. | Technology makes our lives easier. (テクノロジーは私たちの生活をより楽にします。) |
困ったときは、問題文を言い換える(パラフレーズ)のも有効です。
例
People depend too much on technology.
(人々はテクノロジーに頼りすぎている。)
→
Technology is used by many people.
(テクノロジーは多くの人に使われている。)
便利フレーズ(聞き返し・困ったとき)
英検2級の面接では、すぐに答えられない場面もあります。
そんなときに便利な「聞き返し」や「つなぎ表現」を覚えておくと安心です。
英検2級面接の裏ワザは、以下の記事で詳しく解説しています。

英検2級二次試験対策は模擬練習一択
英検2級の二次試験で最大の敵は、緊張です。
どれだけ英語力があっても、頭が真っ白になってしまえば実力は出し切れません。
だからこそ、一番の対策は「模擬練習の回数」です。
模擬練習のメリットは3つあります。
練習で10回・20回と繰り返せば、自然と体に染みついて緊張が減ります。
特に「入室〜退室の動き」や「挨拶〜自己紹介」は、口に出す練習が効果的です。
そして、
「今回は絶対に合格したい!」
「家で練習しても限界を感じている…」
という方は、オンライン英会話での模擬面接練習がおすすめです。
「緊張で頭が真っ白になった」ではなく、「練習どおりに答えられた!」と笑顔で会場を出られます。

模擬練習の回数が物を言います
英検二次試験対策は、以下の記事をご覧ください。

英検2級の二次試験に関するよくある質問
よくある質問をまとめたので、受験前に不安を解消しておきましょう。
英検2級の面接はどういう人が落ちますか?

練習不足の人です
英検2級の面接不合格の原因は、「練習量が足りない」ことです。
これらに当てはまる人は注意が必要です。
逆に言えば、3回以上の模擬練習をしておけば合格率は一気に上がります。
詳しくは下記の記事で、英検2級面接に落ちる人の共通点を確認してください。

面接で使えるフレーズを教えてください

暗記よりも止まらず話すことが大事!
完璧な文じゃなくていいんです。テンポよく話すほうが高評価になります。
実際の面接で使える便利フレーズをいくつか紹介します。
使える表現を覚えておくことで、緊張しても自然に言葉が出やすくなります。
英検2級面接で使える表現は以下の記事にまとめてあります。

問題のサンプルがほしいです

私のオリジナル問題があります
「どんな問題が出るか知りたい」という方は、私の公式LINEで問題サンプルを受け取ってください。
下のリンクからLINEを追加してもらえるといいです。
受験直前の最終チェックにもぴったりです。
十分な対策で英検2級の二次試験を勝ち切ろう!
英検2級の面接は、裏ワザと答え方の型を理解して練習すれば、誰でも合格を狙えます。
イメージとしては、「裏ワザを知れば一気に合格が近づく」という感じです。
英検2級の面接には、答え方のコツと裏ワザがあります。
攻略法を頭に入れて練習すると、合格点の23点(約7割)は狙える。
また、オンライン英会話の無料体験で模擬練習しておくのが最短ルート。
面接は一人で対策するのではなく、先生や仲間に協力してもらい、実際に声に出して練習します。
試験当日までの時間を有効に使って、落ち着いて本番を迎えましょう。
もし、最短効率で合格したいなら、Kimini英会話の無料体験を使って実践練習を積んでください。