英検®5級のレベルは?難易度・出題内容・勉強法までわかる完全ガイド

英検5級 レベル
松本稜也
この記事の結論

英検5級のレベルは「中学1年生レベル」

ただし過去形・未来表現は出ない=小学生でも対応可能

正しく準備すれば、初めての小学生でもしっかり合格できる

英検5級のレベルがわからなくて不安・・・

実は、英検5級のレベルは「中学1年生相当」とされています。

ただ、過去形や未来表現は出題されないので、小学生でも十分に合格できるんです。

そこでこの記事では、英検5級のレベルについて以下の内容を解説します。

この記事を読めば、安心して受験準備に取り組めますよ。

英検5級対策の動画は、こちらの再生リストです。

元英語教師しげる
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英検5級のレベルは中学1年生相当

英検5級のレベルは、日本英語検定協会の公式情報によると「中学初級程度」とされています。

つまり、中学1年生で学習する内容に近いレベルです。

ただ、実際には小学生でも十分に対応できる難易度なんです。

英検5級のレベル目安

公式が示す英検5級のレベル目安は、以下の通りです。

  • レベル:中学初級程度
  • 内容:「初歩的な英語を理解することができ、それを使って表現することができる」
  • 出題範囲:家族・趣味・スポーツなど身近な話題

ここで大事なのは、「中学初級」=「中1の全範囲」ではないということです。

中学1年生で習う内容のうち、特に基礎的なものに絞られています。

基礎的な内容を押さえれば、十分合格圏内に入れます。

英検5級・4級・3級のレベル比較

英検の各級のレベル感を、表でまとめてみました。

レベル主な対象
5級中1相当小学生〜中学初級
4級中2相当中学中級
3級中3相当中学卒業

英検5級は、英検の中で一番やさしいレベルです。

4級・3級になると、過去形・現在完了・受動態など、文法が一気に増えてきます。

一方、5級はそれらが出題されないので、シンプルな英語に集中できるんです。

英検5級のレベルは小学生でも到達できる

「中1相当」と聞くと不安かもしれませんが、実は小学生でも十分到達できるレベルです。

最初は「本当にできるかな?」と心配でしたが、結果は2人とも合格できました。

小学生でも合格できる理由は、主に3つあります。

  • 過去形・未来表現が出題されない
  • 単語数も限られている(約300〜600語)
  • リーディングとリスニングのみ(スピーキングは級認定に影響しない)
しげる
しげる

私の娘も2人とも、小学1年生で英検5級に挑戦しました

正しい準備をすれば、小学生でも合格を目指せるレベルなんです。

娘が英検5級に合格したときの勉強法は、以下の記事をご覧ください。

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英検5級のレベルで出る単語・文法の範囲

英検5級が「中1相当」と言われても、具体的に何が出るのかわからないと不安ですよね。

ここでは、英検5級で実際に出題される単語・文法の範囲を詳しく解説します。

英検5級レベルの単語数の目安

英検5級で必要な単語数は、約300〜600語程度です。

  • 家族関連:father, mother, brother, sister
  • 趣味・スポーツ:tennis, soccer, music, book
  • 食べ物:apple, milk, lunch, cake
  • 日常動作:go, come, eat, play, study
  • 形容詞:big, small, hot, cold, nice

出題形式は、3択または4択の選択問題が中心です。

意味を覚えれば十分対応できます。

日常で使う単語ばかりなので、お子さんも楽しく覚えられます。

5級の英単語は、以下の動画から勉強してみてください。

英検5級で出る英文法9つ

英検5級で出題される英文法は、主に以下の9つです。

  • be動詞(am, is, are)
  • 一般動詞(play, go, eat など)
  • 現在進行形(〜ing形)
  • can(〜できる)
  • 疑問詞(what, who, when, where など)
  • 三単現のs(he plays など)
  • 代名詞(he, she, it, they など)
  • 命令文(Open the book. など)
  • 一般的なフレーズ(Hello! Thank you. など)

どれも中学1年生の前半で学習する基礎的な文法ばかりです。

複雑な文法は出ないので、シンプルに考えてOK。

英検5級で出ない英文法

「中1相当」と言われると、中学1年生で習うすべての文法が出ると思いがちですよね。

実は出ない文法もあります。

  • 過去形(〜ed の形)
  • 未来表現(will, be going to)
  • 受動態(be動詞 + 過去分詞)
  • 現在完了(have + 過去分詞)

これらは中学1年生の後半〜中学2年生で学習する内容です。

つまり、小学生でも「現在のこと」「できること」「身近な物事」を表現できれば、十分合格圏内です。

英検5級レベルの問題構成と出題形式

英検5級 レベル

英検5級の試験は、思っているよりシンプルです。

ここでは、リーディング・リスニング・スピーキングの3つのパートを詳しく見ていきましょう。

リーディング25問の中身(大問1〜3)

英検5級 レベル

英検5級のリーディングは、全部で25問あります。

3つの大問に分かれています。

大問内容問題数
大問1短文の語句空所補充15問
大問2会話文の空所補充5問
大問3日本文付き短文の語句整序5問

大問1は、英語の短い文に空欄があり、適切な単語を選ぶ問題です。

大問2は、AさんとBさんの会話文の中に空欄があり、適切な返答や質問を選ぶ問題です。

大問3は、日本語の文に対応する英語の単語を、正しい順番に並べる問題です。

リーディングはすべてマークシート方式で、書く問題はありません。

リスニング25問の中身(大問1〜3)

英検5級 レベル

リスニングも、全部で25問。3つの大問に分かれています。

すべての問題が2回放送されるので、聞き逃しても大丈夫です。

大問内容問題数
大問1会話の応答文選択10問
大問2会話の内容一致選択5問
大問3イラストの内容一致選択10問

大問1は、「How are you?」のような質問に対する、適切な応答を選ぶ問題です。

大問2は、短い会話を聞いて、その内容に合った選択肢を選びます。

大問3は、イラストを見ながら、その内容に合った英文を選ぶ問題です。

リスニングは、ゆっくりはっきりとした発音で読まれます。

しげる
しげる

動画で聞いてみてください

スピーキングテストは級認定に影響しない

英検5級にはスピーキングテスト(録音形式)もありますが、これは任意受験です。

合否には影響しません。

まずはリーディングとリスニングに集中して、合格を目指せばOKです。

英検5級のレベルで知っておきたい合格点と合格率

英検5級を受けるなら、合格点と合格率は気になりますよね。

ここでは、実際の合格ラインを詳しく解説します。

英検5級の合格点(CSEスコア419点/850点)

英検5級の合格点は、CSEスコア419点(850点満点)です。

CSEスコアとは、「Common Scale for English(英語の共通指標)」の略で、英検が採用している採点方式です。問題によって有利・不利が出ないように、毎回点数の換算が調整される仕組みになっています。

そのため、「何問正解で合格」とは明言できません。

ただし、目安としては「6割程度(50問中30問ほど)の正解で合格圏内」と言われています。

英検5級の合格率は約80%

英検協会は近年、級別の合格率を公式発表していません。

ただ、2015年度までのデータでは、英検5級の合格率は81〜82%でした。

受験者の約8割が合格している計算です。

「準備をすれば、多くの人が受かる」レベルだと言えます。

何問正解すれば合格できるか

英検5級は、リーディング25問・リスニング25問の合計50問です。

このうち、30問の正解を目標にするとよいでしょう。

おすすめの内訳は、以下の通りです。

  • リーディング:25問中10問
  • リスニング:25問中20問
  • 合計:50問中30問

リスニングの正解数の方が多い理由

「リーディングは10問でいいの?」と思うかもしれませんが、これには理由があります。

多くのお子さんは、リスニングのほうが点を取りやすいからです。

リーディングが少し苦手でも、リスニングでしっかり稼げば合格は見えてきますよ。

小学生で英検5級を受ける子は、英会話などで耳が育っていることが多いので、リスニングが得点源になりやすいです。

英検5級のレベルで合格するための勉強法3選

ここまで、英検5級のレベル・問題構成・合格点を解説してきました。

ここからは、合格に向けた勉強法を3つ紹介します。

その前に1つだけ。

詰め込みすぎない」ことを意識してください。

あせって勉強させすぎると、英語そのものが嫌いになってしまいます。

英検は何度でも挑戦できます。

親が付き添い、たくさん褒める。これが一番の近道です。

①過去問は「最初」と「直前」の2回使う

過去問は、中心教材ではありません。

使うのは次の2回だけでOKです。

1回目:勉強を始めるとき

目的は「実力を知る」「形式を把握する」の2つ。

  • 時間を計る
  • 本番と同じマークシートを使う

読めない単語に印をつけ、丸付け後に1つずつ確認しましょう。

最初は解けなくてOK。点数は気にしないで大丈夫ですよ!

2回目:試験の直前

前の週か前日に、本番のつもりで解きます。

  • 時間は足りるか
  • わからない表現はないか
  • マークシートは塗れているか

過去問は英検公式サイトで3回分まで無料。買う必要はありません。

②単語は「読み方」を重点的に練習する

単語練習が、合格の最重要ポイントです。これだけで受かる子もいます。

小学生に多いのが「聞けばわかるけど、読めない」状態。

だから単語は、声に出して「読みながら」覚えます。書いて覚えるのは非効率です。

  • ✕:1日10個を完璧に
  • ◎:1日50個に触れて、40個は忘れてOK

読めないときは「フォニックス」

「そもそもアルファベットが読めない」。そんなときは、フォニックスから始めましょう。

フォニックスとは、文字と音のルールのこと。これを覚えると、初めて見る単語でも読めるようになります。

たとえば「bag」なら、b(ブ)・a(ア)・g(グ)をつなげて「バッグ」と読めます。

まず押さえたいのは、次の3つのルールです。

▼ルール1:「oo」は「ウー」と読む
oが2つ続いたら「オー」ではなく「ウー・ウッ」。
(例:book=ブック、room=ルーム、school=スクール)

▼ルール2:最後の「e」は読まない(マジックe)
単語の最後がeのとき、そのeは発音しません。代わりに、手前の母音を「エイ・アイ・オウ」とアルファベットの名前で読みます。
(例:make=メイク、close=クロウズ)

▼ルール3:「ir・er・ur」は「アー」と読む
この3つのつづりが出てきたら、だいたい「アー」。
(例:girl=ガール、sister=シスター、hurt=ハート)

この3つを知っているだけで、読める単語がぐっと増えますよ。

フォニックスは、文字と音のルールのことです。

「bag」→b(ブ)a(ア)g(グ)で「バッグ」。

③問題集は1冊だけをやり切る

問題集は「プラスα」。単語の時間を確保したうえで取り組みましょう。

守るべき2つのルール

  • 問題集は1冊だけにしぼる
  • 英文を音読しながら進める

何冊も手を出すより、1冊をくり返すほうが定着します。1日15分でOKです。

英検5級のレベルでよくある質問

最後に、保護者の方からよく聞かれる質問にお答えします。

英検5級は何歳から受けられる?

しげる
しげる

年齢制限はないですよ

実際、小学1年生の子も受けています。むしろ、小さいうちから挑戦することで、英語への興味が深まります。

時間集中して問題を解く必要があるので、ある程度の集中力がある小学生からが現実的です。

英検5級は英会話を習っていなくても受かる?

しげる
しげる

英会話練習なしでも合格できます!

リーディング中心の試験なので、英会話なしでも合格できます。

英検5級の合否は、リーディングとリスニングで決まります。

英会話を習っていなくても、家庭学習や独学で十分合格できるレベルです。

ただし、リスニング対策は必要なので、英語の音に慣れる習慣はつけておきましょう。

英検5級と英検Jr.の違いは?

しげる
しげる

英検Jr.は判定のみ、英検5級は合否がつく試験です

お子さんの自信につなげるなら、英検5級から始めてみましょう。

英検Jr.は、英検協会が運営する未就学児〜小学生向けの英語テストです。

「合否」ではなく「達成度判定」が出るんですよね。

一方、英検5級は「合格」「不合格」がはっきり出る試験です。

英検5級合格までに必要な学習時間は?

しげる
しげる

目安は30〜60時間です

1日15分の学習を続ければ、2〜4ヶ月くらいで合格圏内に入れます。

英検5級は、毎日少しずつコツコツ続ければ、無理なく合格を目指せる級です。

短期集中型より、毎日の習慣として取り組むのがおすすめです。

英検5級のレベルを理解して合格を目指そう

この記事では、英検5級のレベルについて詳しく解説してきました。

この記事の結論

英検5級のレベルは中1相当だが、小学生でも対応できる

合否を分けるのは、知っている単語を「読めるかどうか

過去問・単語・問題集。この3ステップで合格は近づく

英検対策できるオンライン英会話で対策したい方は、こちらの記事も参考にしてください。

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