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英検®2級の時間配分はこれ! 85分で合格点を取る方法

英検®2級の時間配分はこれ! 85分で合格点を取る方法
松本稜也
この記事の結論

英検2級は、「時間配分を理解→練習」が合格への最短ルート。

本番を想定した時間配分で練習すれば、焦らず安定して点を取れます。

ライティングは配点が高く、35分を確保できるかで合否が決まります。

英検2級の時間配分がわからない…

リーディングの途中で時間がなくなったり、ライティングに十分時間を割けず悩んでいませんか?

英検2級は、「どこに時間を使うか」を決めるだけで合格にグッと近づけます

そこでこの記事では、筆記85分の理想的な時間配分をわかりやすくまとめました。

最後まで読めば、当日の解く順番がわかり、「時間が足りない…」ということがなくなりますよ。

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しげる
しげる
元英語教師 & 二次の父
Profile
約1,500人の小・中学生を指導。英語が得意な子の共通点を知る。TOEIC895点取得。娘と息子で20社以上のオンライン英会話を有料会員として経験。
娘(現在小3)→英検3級(中3レベル)/息子(現在小1)→4級挑戦中(中2レベル)

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英検®2級の時間配分の目安

英検®2級 時間配分

大問ごとの時間目安をシンプルに整理し、誰でも真似できる理想ペースをご紹介します。

セクション大問形式・課題問題数時間配分
リーディング
(45分)
大問1短文空所補充17問12分
大問2長文空所補充6問12分
大問3A内容一致A3問6分
大問3B内容一致B5問15分(後半2〜3分は捨て)
ライティング
(35分)
大問4要約1問15分
大問5意見論述(エッセイ)1問20分
見直し(5分)全体文法・マークミス/
リスニング先読みの確保
5分

英検®2級の一次試験の過去問は、公式サイトからご確認ください。

リーディング(45分)

英検®2級 時間配分

リーディングは45分で31問を解く必要があります。

大問ごとに時間を固定しておき、後半の焦りをなくしましょう。

短文空所補充:12分

大問形式・課題問題数時間配分
大問1短文空所補充17問12分

短文空所補充は語彙力と瞬発力が問われます。

知らない単語は悩んでも出ないため、12分で解き切りましょう。

短文空所補充のポイント
  • 知っている問題はすぐ解ける
  • 深追いしても正答率は上がらない
  • 後半に時間を回すことで安定性が増す

長文空所補充:12分

大問形式・課題問題数時間配分
大問2長文空所補充6問12分

長文空所補充は比較的得点源にしやすいパートです。

空所前後を正確に読むことで、12分で安定して解けます。

長文空所補充のポイント
  • 全文読む必要はない
  • 空所前後の文脈が決め手
  • 時間を使いすぎると後半で苦しくなる

内容一致A:6分

大問形式・課題問題数時間配分
大問3A内容一致A3問6分

内容一致Aは、Eメールなど読みやすい文章が出るパートです。

6分でテンポよく進めて得点源にします。

内容一致Aのポイント
  • 文章量が少ない
  • 設問範囲が狭い
  • 最も確実に取っておきたいパート

内容一致B:15分(うち後半2〜3分は“捨て”)

大問形式・課題問題数時間配分
大問3B内容一致B5問15分
(後半2〜3分は捨て)

内容一致Bは、英検2級のリーディングで最も時間を奪われやすい難関パートです。

文章量が多く、5問目は複数段落にまたがるため正答率が落ちやすくなります。

時間切れを防ぐために、最初から「後半2〜3分は捨てる」と決めておくのがポイントです。

内容一致Bのポイント
  • 読む範囲が広く、情報整理に時間がかかる
  • 最後の1問だけ極端に難しく設定されている
  • 全問にこだわるとライティングの時間が足りなくなる

ライティング(35分)

英検®2級 時間配分

ライティングは、英検2級の中でももっとも配点が重いパートです。

ここでしっかり得点できるかどうかで、合否が大きく変わります。

  • リーディング1問あたりより、1問の重みがかなり大きい
  • 書き切れない=そのまま大失点につながる
  • 「型+時間配分」を決めておけば安定しやすい

35分の目安は「要約15分+エッセイ20分」

この配分をあらかじめ決めておきましょう。

要約:15分

大問形式・課題問題数時間配分
大問4要約1問15分

要約では、与えられた文章の「一番大事な主張」と「支える理由」をコンパクトにまとめます。

全部を細かく訳する必要はなく、骨組みだけを抜き出すイメージでOKです。

要約のポイント
  • まずは「何についての文章か」をざっくりつかむ
  • 筆者の主張と、それを支える理由を2つメモする
  • その内容を80〜100語でまとめる

例や細かい数字までは追わなくて大丈夫です。

「この文章、結局何が言いたいのか」を一文で説明できれば、方向性は合っています。

要約問題を動画で確認したい方は、ぜひご覧ください。

意見論述(エッセイ):20分

大問形式・課題問題数時間配分
大問5意見論述(エッセイ)1問20分

エッセイは、トピックに対して自分の意見を書く問題です。

ここは型を決めてしまうことで一気に楽になります。

基本の流れはこの4ステップです。

4ステップ
  • 結論(I agree / I disagree. など)
  • 理由①
  • 理由②
  • まとめ(For these reasons, I think ~.)

難しい単語を無理に使う必要はありません。

中学レベルの単語だけでも、文法ミスが少なく読みやすい英文のほうが評価は上がりやすいです。

エッセイのポイント
  • 短くてシンプルな文をつなげる
  • 同じ表現を何度使ってもOK
  • 20分で“最後まで書き切ること”を最優先にする

英検2級のライティングのチート技を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

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英検2級ライティングのチート技・字数の稼ぎ方┃書くことが思いつかない人必見
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見直し(5分)

英検®2級 時間配分

見直しの5分は、最後の得点を安定させるための大事な時間です。

とくにライティングは、文法やスペルのミスを直すだけで点数が大きく変わります。

見直しポイント
  • 文法・スペルの抜けを直す
  • 接続詞や理由の流れを確認する
  • マークミスがないか丁寧に見返す

残った時間は、リスニングの先読み に使います。

どんな会話が流れるか事前にイメージできるため、聞き取りが安定します。

リスニング先読みのポイント
  • 選択肢の動詞を見て「何を問われるか」を把握
  • 人物名・場所など固有情報を軽くチェック
  • 選択肢の違い(理由・順番・時間)を大まかに見る

英検®2級の時間配分テクニック3選

英検2級は、問題の難しさよりも“時間の使い方”で結果が大きく変わります。

準2級から上がってきた人ほど、時間切れになりやすいですよね。

ここで紹介する3つのポイントを押さえておきましょう。

① わからない問題は15秒で切る

英検2級の問題には「時間をかけても得点につながりにくい」ものがあります。

特に短文空所補充や内容一致の一部は、深く考え込むほど時間を失いがち

  • 15秒考えて手がかりがなければ一旦進む
  • 正解できる問題に時間を回せば得点が安定する
  • 後で見直す“保留”が大切

難問にこだわると時間が一気に削られます。

まずは取れる問題から取ることを徹底しましょう。

② 内容一致Bの後半は勝負しない(捨てラインを決めておく)

内容一致Bは文章量が多く、後半の選択肢ほど難しくなる傾向です。

ここで踏ん張りすぎると、ライティングの時間が削られてしまいます。

  • 最後の1〜2問は正答率が低く、時間効率が悪い
  • 細かい部分を読み込み始めるとあっという間に数分が消える
  • 事前に“ここまではやる”と決めておくと焦らない

英検は「全部解けること」が前提ではありません。

しげる
しげる

配点が高いパートに時間を残す!

③ ライティング時間の確保を最優先する

英検2級の合否に直結するのがライティングです。

配点が非常に高いため、ここで時間が足りなくなると大きく失点します。

  • 要約は15分で仕上げるイメージを持つ
  • エッセイは型を使えば20分以内で書きやすい
  • 見直し時間を含めて“35分は必ず残す”のが理想

ライティングは、時間さえ確保できれば安定して点が取れるパートです。

逆に、ここが削られると合格点に届きにくくなるので、必ず死守しましょう。

英検®2級の1次試験の内容

英検2級は、高校卒業レベルの英語力を測る試験で、一次試験(筆記+リスニング)と二次試験(面接)に分かれています。

4技能すべてが評価されるため、バランスのとれた英語力が必要です。

問題の傾向

英検2級では、準2級より一段階抽象度の高いテーマが多く、情報量の多い英文を扱います。

速読力と要点把握のコツを掴むことで、得点が伸びやすくなります。

よく出るテーマ

分野
教育ICT教育、学習習慣など
環境ゴミ問題、再利用、保護活動
健康運動不足、食生活
社会全般AI、働き方、国際問題

難易度

英検2級は CEFR B1(中級レベル)に位置づけられています。

準2級と比べると、語彙・読解・ライティングで必要なレベルが上がる印象です。

項目理由
語彙抽象語・社会語彙が増える
長文情報量・構成ともに複雑
時間全体的に時間が足りなくなりやすい
ライティング“構成力と論理性”が求められる

合格点・合格率

英検2級は CSEスコア方式合否が判定されます。

技能ごとのスコアを合計し、基準に達すれば合格です。

試験合格ライン
一次試験(読・書・聞)1520点以上
二次試験(話す)460点以上
CSEスコアとは?
  • 各技能900点満点の総合評価方式
  • 難易度の差を調整し、公平にスコア化する仕組み
  • 「○点で確実合格」という固定点が存在しない

英検®2級の時間配分に関するよくある質問

ここでは、受験される方から特に多い質問にお答えします。

英検®2級の試験時間は何時からですか?

しげる
しげる

集合時間は受験票に必ず書かれています

英検2級の試験開始時刻は受験会場ごとに異なり、受験票記載の集合時間が基準になります。

一次試験・二次試験ともに「地域・会場・回によってバラバラ」で、公式に共通の開始時刻はありません。

なお、多くの場合は午前or午後の2部制に分かれ、集合時間の30分前から受付が始まります。

英検®2級でなぜ時間が足りなくなるのですか?

しげる
しげる

長文の情報量が多くてペースが崩れやすい!

時間が足りなくなる主な理由は次の3つです。

時間が足りなくなる理由
  • 長文(内容一致B)の情報量が多い
  • 語彙レベルが高校基礎レベル(CEFR B1)で負荷が高い
  • ライティングに十分な時間を残せない受験者が多い

英検2級は単語数・文章量が準2級の約1.5倍に増えるため、読解スピードと判断力が必要です!

スピードを上げるために、頻出単語700選は最低でもやっておきましょう。

時間が足りなくなる解決になります。

文章で単語を確認したい方は、以下の「英検2級の頻出単語700」をご覧ください。

あわせて読みたい
英検2級の頻出単語700┃よく出る単語を一覧で総まとめ
英検2級の頻出単語700┃よく出る単語を一覧で総まとめ

英検®2級の時間配分は知恵袋でなんて言われてますか?

しげる
しげる

多くの人がライティングに時間をかけようと言ってます

英検®2級 時間配分 知恵袋
英検®2級 時間配分 知恵袋
引用:Yahoo!知恵袋

Yahoo!知恵袋などでは、以下の声がよく見られます。

  • 「内容一致Bで時間がなくなる」
  • 「ライティングに時間を残せない」
  • 「大問1・2は決めた時間で切らないと後半が崩れる」

傾向としては「長文後半が難しく、落とし穴になりやすい」という意見が多数です。

英検®2級のライティングの時間配分はどのくらいですか?

しげる
しげる

目安は35分だけど“20分で書ける型”を作るのがコツ!

公式に決められた配分はありませんが、一般的な目安は以下のとおりです。

  • 要約:15分
  • エッセイ(意見論述):20分
  • 見直し:5分

英検2級のライティングはリーディングより配点が高く、得点源になりやすいですよ!

得点源にするために、決まり文句は覚えておきましょう。

英検2級ライティングの決まり文句・使える表現は、以下の記事をご覧ください。

あわせて読みたい
英検2級ライティングは決まり文句で合格┃使える表現を紹介
英検2級ライティングは決まり文句で合格┃使える表現を紹介

時間配分を決めて英検®2級に合格しよう!

この記事では、英検2級で安定して得点するための時間配分と、各パートの進め方のポイントをまとめました。

この記事の結論

時間配分を“決めて守る”ことが、英検2級合格への最短ルート。

リーディングは「取る場所・捨てる場所」を明確にし、焦りをゼロに。

ライティングは35分を確保し、型どおりに書けば高得点が狙える。

本番を想定した練習を積めば、自信を持って解き進められます。

試験当日は、練習してきた時間配分をそのまま再現するだけ。

「最後まで落ち着いて解けた!」と実感できるはずです。

あなたの英検2級合格を心から応援しています。

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