【英検®3級】リーディングを時間内に解く大問別3つのコツ

英検3級リーディングは全30問。最低でも15問は正解しないと合格は厳しい
大問1〜3で「読み方」を変えるのが効率アップの鉄則
長文(大問3)は全部読まず、設問から答えを探しに行く

長文(大問3)が苦手で、いつも点が取れない

英検3級のリーディング、時間内に解き終わらない…
実は、英検3級のリーディングは「大問ごとに読み方を変える」だけで、同じ実力でも点数がぐっと伸びます。
全文を読む必要はないなど、解き方にコツがあるんです。
そこでこの記事では、英検3級リーディングについて以下の内容を解説します。
この記事を読めば、大問ごとの解き方とコツがわかり、リーディングを時間内に・効率よく解けるようになりますよ。

英検3級の対策をしたい方は、私のYouTubeを見てみてくださいね
英検3級リーディングの基本情報と時間配分

まずは、英検3級リーディングの全体像をつかみましょう。
ここでは、問題数・配点・目標点と、合否を分ける時間配分を解説します。
英検3級リーディングは全30問・大問3つの構成
英検3級のリーディングは、全部で30問です。3つの大問に分かれています。
| 大問 | 内容 | 問題数 |
|---|---|---|
| 大問1 | 語彙問題(単語7・熟語5・文法3) | 15問 |
| 大問2 | 会話文の空所補充 | 5問 |
| 大問3 | 長文読解(3A・3B・3C) | 10問 |
大問1は、短い文の空欄に合う語句を選ぶ問題です。単語7問・熟語5問・文法3問の内訳になっています。
大問2は、AさんとBさんの会話文の空欄に合う文を選ぶ問題です。
大問3は、長文を読んで答える問題です。広告・Eメール・説明文の3タイプが出ます。
各問の配点は同じです。
どの問題も1問は1問なので、解きやすいところから確実に取っていきましょう。
30問中15問は、最低でも正解しておきたいライン。半分を下回ると、合格はかなり厳しくなります。
リーディングの目標時間は30〜35分
英検3級のリーディングは、30〜35分で解き終えるのが目安です。1問あたりの時間も決まっています。
| 大問 | 1問あたりの目安 | 大問の合計目安 |
|---|---|---|
| 大問1(15問) | 30秒以内 | 約7〜8分 |
| 大問2(5問) | 1分以内 | 約5分 |
| 大問3(10問) | 2分以内 | 約20分 |
大問1は1問30秒以内、大問2は1問1分以内、大問3は1問2分以内が目安です。
長文の大問3は、どうしても時間がかかります。
だからこそ、大問1・2はテンポよく抜けて、大問3に時間を残すのがコツです。
英検3級リーディングの、直前対策について解説している動画がわかりやすいですよ。
なぜリーディングを早く解く必要があるのか
「30〜35分で解く」と言われると、急かされている気がするかもしれません。でも、これには大事な理由があります。
時間を残したい理由は、主に2つです。
- もっとも大事なライティングに、25分はかけたい
- リスニングの選択肢を先読みする時間を、5分残したい
ライティングは配点が高く、しっかり書く時間が必要です。さらに、リスニングが始まる前に選択肢を先読みできると、聞き取りがぐっとラクになります。
つまり、リーディングを速く解けると、ライティングもリスニングも有利になります
リーディングの「速さ」は、試験全体の点数に直結するのです。
英検3級リーディング 大問1(語彙問題)の解き方

ここからは、大問別の解き方に入ります。
まずは15問もある大問1。語彙力が問われる、合否の分かれ目です。
3つの手順で解説します。
大問1を解く3つの手順



大問1は、次の3ステップで解きます。
- ( )のある文だけを確認する
- 選択肢を1つずつ当てはめてみる
- 1つに絞れなければ、ほかの文も読む
ポイントは、最初から全文を読まないことです。まずは空欄のある文だけに集中します。
空欄のある文だけ集中する理由
たとえば「She is very ( ) for her age.」という問題。
空欄のある文だけ読んで、選択肢を1つずつ当てはめます。
意味が通るのは「healthy(健康な)」。これで「彼女は年齢のわりにとても健康だ」となり、答えが決まります。
このように、空欄の文+選択肢だけで解ける問題がほとんどです。迷ったときだけ、ほかの文も読めばOKです。
文法問題(3問)はキーワードで見抜く
大問1の15問のうち、3問は文法問題です。
出るのは中学2〜3年で習う範囲が中心になります。
- 比較級・最上級
- 受け身
- 現在完了
- 関係代名詞
- 不定詞
- 間接疑問文
ただし、文法3問のために中学文法を全部やり直すのは非効率です。
よく出る「合図のキーワード」を覚えておくと、速く解けます。
| 見つけたら | 答えはこの文法 |
|---|---|
| than | 比較級 |
| of all | 最上級 |
| by + 人 | 受け身 |
| have / has + 過去分詞 | 現在完了 |
たとえば文中に「than」があれば、答えは比較級です。「by + 人」があれば受け身
このように、キーワードを見つけるだけで答えの形が決まります。
単語が分からないときは消去法+直感で進む
大問1は単語力が命です。でも、分からない問題で止まってはいけません。
知らない単語が出たら、次のように進めましょう。
- 明らかに違う選択肢を消す(消去法)
- 残った選択肢から、直感で1つ選ぶ
- 1問に時間をかけすぎず、すぐ次へ進む
英検は選択式です。だから、完璧に分からなくても、消去法で正解にたどり着けることが多いです。
大事なのは、1問にこだわって時間を失わないこと。
分からない問題はサッと選んで、時間の確保を優先しましょう。
効率的な英単語の勉強方法は、以下の動画をご覧ください。
英検3級リーディング 大問2(会話文)の解き方

次は大問2。AさんとBさんの会話文を読んで、空欄に合う文を選ぶ問題が5問あります。
会話文には「うしろから読む」という王道があります。
大問2を解く3つの手順


大問2は、次の3ステップで解きます。
- ( )の「うしろ」の文を読む
- 選択肢を1つずつ当てはめてみる
- 絞れなければ、( )の「前」の文も読む
ポイントは、空欄のうしろから読むことです。会話では、空欄の発言に対する「相手の反応」がうしろに来ます。
その反応を見れば、空欄に何が入るかが推測できるのです。
たとえば空欄のうしろで相手が「Yes, I’d love to.(ぜひ)」と答えていれば、空欄は「誘いの文」だと分かります。
空欄が会話の最後にあるときは「前の文」を読む
空欄が会話の最後に来る問題もあります。この場合、うしろに文がありません。
そんなときは、( )の「前」の文を読んで判断します。前の発言に対する自然な返事を選べばOKです。
ここで1つ注意点があります。「OK」「Oh」などの相づちは、情報として数えないでください。
- 相づち(OK、Oh、I see など)→ 中身がないので飛ばす
- 中身のある文 → ここを読んで判断する
相づちだけ読んでも、答えのヒントにはなりません。中身のある文だけに注目しましょう。
英検3級リーディング 大問3(長文)の解き方

いよいよ大問3、長文読解です。10問あり、リーディングの最難関。
でも、コツを知れば怖くありません。
ここでは共通の鉄則と、3A・3B・3Cのタイプ別攻略法を解説します。
長文の共通手順「タイトル→設問→本文→選択肢」
大問3でいちばん大事な鉄則は、これです。
長文は全部読むな。設問→本文の逆引きが鉄則。
長文を最初から最後まで読むのは、時間のムダです。設問から答えを探しに行くほうが、速くて正確です。
読む順番は、次の4ステップで固定しましょう。
- タイトルを読む(何の話か把握)
- 設問を読む(何を聞かれているか把握)
- 本文の「該当箇所」だけを読む
- 選択肢を当てはめる
ここで知っておくと得なルールが2つあります。
- 問題の順番=本文に出てくる順番
- 正解の選択肢は、本文の表現がそのまま出ることが多い
1問目の答えは本文の前半、最後の問題の答えは本文の後半にあります。順番通りに探せば、迷いません。
3A(広告・チラシ)の解き方

3Aは、広告やチラシを読む問題です。問題数は2問。
出題されるのは、こんなタイプです。
- イベントの告知
- お店や学校のお知らせ
- レッスン教室の案内
広告には、決まった情報が並んでいます。次の項目から答えを探しましょう。
- イベント名
- 日付
- 場所
- 値段
- 連絡先
また、3Aでよく出るのが「もっと知りたいときはどうする?」という質問です。
この答えは、ほぼ決まっています。
- Webサイトを見る
- 電話する
- 直接たずねる(訪ねる)
広告の下のほうに書かれている連絡先を見れば、答えが見つかります。
3B(Eメール)の解き方

3Bは、Eメールを読む問題です。問題数は3問。
まずタイトルと差出人を最初に確認しましょう。「誰から誰へのメールか」が分かると、一気に読みやすくなります。
メールの数によって、答えのありかが変わります。
- メールが3通のとき → 1通につき1問の答え
- メールが2通のとき → 1問目=1通目/3問目=2通目/2問目=1通目の後半と2通目の前半
さらに、設問の傾向も決まっています。
- 1問目 → 「何のためにメールを送ったか」を聞かれることが多い
- 3問目 → 「これから何をするか(未来の行動)」を聞かれることが多い
この傾向を頭に入れておくと、本文のどこを読めばいいか見当がつきます。
3C(説明文)の解き方

3Cは、説明文を読む問題です。問題数は5問と、いちばん多くなっています。
テーマは、次のようなものが出ます。
- 人物(伝記)
- 場所
- 文化や習慣
- モノや食べ物
3Cの基本ルールは「1問=1段落」です。
- 1問目の答え → 1段落目にある
- 2問目の答え → 2段落目にある
このように、段落の順番通りに答えが並んでいます。
3Cのコツ
最後の5問目だけは、少し特別です。
「What is this story about?(この話は何についてか)」など、全体を問う質問が出ます。この問題は、タイトルと第1段落を理解すれば解けます。
さらに、知っておくと得するコツがあります。
「何についての話か」を聞かれたとき、英語の答えは
- 「A famous 〜(有名な〜の話)」
- 「A popular 〜(人気の〜の話)」
という形が定番です。
選択肢にこの形を見つけたら、まず目をつけてみましょう。
英検3級リーディングで点を取るための鉄則

ここまで大問別の解き方を見てきました。
最後に、すべての大問に共通する「土台の考え方」を3つにまとめます。
全部読まず、設問から答えを探しに行く
リーディングの最大の鉄則は「全部読まない」ことです。
「全文を読んでから解く」より、「設問から答えを探す」ほうが速くて正確です。読む量が減れば、その分ミスも減ります。
実は、ここまで紹介した解き方は、すべてこの考え方が土台になっています。
- 大問1 → 空欄のある文だけ読む
- 大問2 → 空欄のうしろから読む
- 大問3 → 設問を先読みして探す
どれも「読む量を減らす」工夫です。
大問ごとに読み方を変えるだけで点が上がる
リーディングは、大問ごとに「読み方」がまったく違います。
- 大問1 → 空欄の文+選択肢を当てはめる
- 大問2 → 空欄のうしろから読む
- 大問3 → タイトル→設問→本文の逆引き
同じ「読む」でも、やり方が違うのです。
うれしいのは、この読み分けを身につけるだけで、実力が同じでも得点が伸びること
新しい単語を覚えなくても、解き方を変えるだけで点数は変わります。
英検3級の単語帳ランキングについては、以下の記事をご覧ください。

最後は単語力 暗記は必須
ここまで解き方のコツを紹介してきましたが、最後に大事なことを1つ。
どんなに解き方を身につけても、単語が分からなければ正解できません。
特に大問1(語彙15問)は、単語力がそのまま点数になります。テクニックが力を発揮するのは、「単語暗記」とセットになってこそ。
そこで、単語暗記のコツを紹介します。
- 「完璧に50個」より「曖昧でも500個」に目を通す
- 英検は選択式。なんとなくの記憶でも消去法に活かせる
- 毎日コツコツ、少しずつ単語に触れる
完璧に覚えようとすると、なかなか進みません。
それより、ふんわりでもいいので、たくさんの単語に触れるほうが効果的です。
英検3級によく出る単語は、以下の記事をご覧ください。

英検3級リーディングでよくある質問

最後に、英検3級リーディングについて、よく聞かれる質問にお答えします。
リーディングは何問正解すれば合格できる?

最低でも30問中15問は正解しないと、合格は厳しいです
英検3級リーディングは全30問。
最低でも半分の15問は正解しておきたいラインです。
これを下回ると、合格はかなり厳しくなります。
各問の配点は同じなので、解きやすい問題から1問でも多く取りにいきましょう。
長文(大問3)が苦手でどこから手をつければいい?

まずは設問を先に読む。これだけで変わります!
長文が苦手な人の多くは、本文を全部読もうとしています。
まずは「タイトル→設問→本文→選択肢」の順番に変えてみてください。
読む量が減って、答えも見つけやすくなります。
時間が足りなくなるんだけどどうしたらいい?

大問1・2を素早く抜けて、大問3に時間を回しましょう!
時間がかかるのは、長文の大問3です。
大問1は1問30秒、大問2は1問1分を目安にテンポよく解き、残った時間を大問3に回すのがコツです。
英検3級の時間配分に関しては、以下の記事をご覧ください。

文法問題のために中学文法を全部やり直すべき?

全部はやらなくてOK
よく出るキーワードを覚えれば十分です。
文法問題は3問だけです。
全部やり直すのは非効率なので、「than→比較級」「by+人→受け身」のような、よく出るキーワードを覚えておきましょう。
それだけで十分対応できます。
分からない単語が出たらどうすればいい?

消去法と直感で選んで、次に進みましょう
知らない単語が出ても、止まってはいけません。
明らかに違う選択肢を消し、残りから直感で選びます。
英検は選択式なので、なんとなくの記憶でも正解にたどり着けます。
1問にこだわらず、次へ進みましょう。
英検3級リーディングの解き方をおさえて得点アップを目指そう

この記事では、英検3級リーディングの解き方とコツを解説してきました。
最後に、もう一度大事なポイントをまとめます。
英検3級リーディングは全30問、最低15問の正解は必須ライン
大問ごとに読み方を変えるのが効率アップのコツ
長文は設問から答えを探しに行くのが鉄則
そして、土台になるのは単語力です。解き方のコツと単語暗記、この両輪で進めば、合格はぐっと近づきますよ。
ぜひ、次の英検でためしてみてください。
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