【英検®3級】リーディングを時間内に解く大問別3つのコツ

【英検®3級】リーディングを時間内に解く大問別3つのコツ
松本稜也
この記事の結論

英検3級リーディングは全30問。最低でも15問は正解しないと合格は厳しい

大問1〜3で「読み方」を変えるのが効率アップの鉄則

長文(大問3)は全部読まず、設問から答えを探しに行く

長文(大問3)が苦手で、いつも点が取れない

英検3級のリーディング、時間内に解き終わらない…

実は、英検3級のリーディングは「大問ごとに読み方を変える」だけで、同じ実力でも点数がぐっと伸びます。

全文を読む必要はないなど、解き方にコツがあるんです。

そこでこの記事では、英検3級リーディングについて以下の内容を解説します。

この記事を読めば、大問ごとの解き方とコツがわかり、リーディングを時間内に・効率よく解けるようになりますよ。

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英検3級リーディングの基本情報と時間配分

英検3級 リーディング

まずは、英検3級リーディングの全体像をつかみましょう。

ここでは、問題数・配点・目標点と、合否を分ける時間配分を解説します。

英検3級リーディングは全30問・大問3つの構成

英検3級のリーディングは、全部で30問です。3つの大問に分かれています。

大問内容問題数
大問1語彙問題(単語7・熟語5・文法3)15問
大問2会話文の空所補充5問
大問3長文読解(3A・3B・3C)10問

大問1は、短い文の空欄に合う語句を選ぶ問題です。単語7問・熟語5問・文法3問の内訳になっています。

大問2は、AさんとBさんの会話文の空欄に合う文を選ぶ問題です。

大問3は、長文を読んで答える問題です。広告・Eメール・説明文の3タイプが出ます。

各問の配点は同じです。

どの問題も1問は1問なので、解きやすいところから確実に取っていきましょう。

30問中15問は、最低でも正解しておきたいライン。半分を下回ると、合格はかなり厳しくなります。

リーディングの目標時間は30〜35分

英検3級のリーディングは、30〜35分で解き終えるのが目安です。1問あたりの時間も決まっています。

大問1問あたりの目安大問の合計目安
大問1(15問)30秒以内約7〜8分
大問2(5問)1分以内約5分
大問3(10問)2分以内約20分

大問1は1問30秒以内、大問2は1問1分以内、大問3は1問2分以内が目安です。

長文の大問3は、どうしても時間がかかります。

だからこそ、大問1・2はテンポよく抜けて、大問3に時間を残すのがコツです。

英検3級リーディングの、直前対策について解説している動画がわかりやすいですよ。

なぜリーディングを早く解く必要があるのか

「30〜35分で解く」と言われると、急かされている気がするかもしれません。でも、これには大事な理由があります。

時間を残したい理由は、主に2つです。

  • もっとも大事なライティングに、25分はかけたい
  • リスニングの選択肢を先読みする時間を、5分残したい

ライティングは配点が高く、しっかり書く時間が必要です。さらに、リスニングが始まる前に選択肢を先読みできると、聞き取りがぐっとラクになります。

つまり、リーディングを速く解けると、ライティングもリスニングも有利になります

リーディングの「速さ」は、試験全体の点数に直結するのです。

英検3級リーディング 大問1(語彙問題)の解き方

ここからは、大問別の解き方に入ります。

まずは15問もある大問1。語彙力が問われる、合否の分かれ目です。

3つの手順で解説します。

大問1を解く3つの手順

英検3級 リーディング
大問1イメージ_単語
英検3級 リーディング
大問1イメージ_文法
英検3級 リーディング
大問1イメージ_熟語

大問1は、次の3ステップで解きます。

  1. ( )のある文だけを確認する
  2. 選択肢を1つずつ当てはめてみる
  3. 1つに絞れなければ、ほかの文も読む

ポイントは、最初から全文を読まないことです。まずは空欄のある文だけに集中します。

空欄のある文だけ集中する理由

たとえば「She is very ( ) for her age.」という問題。

空欄のある文だけ読んで、選択肢を1つずつ当てはめます。

意味が通るのは「healthy(健康な)」。これで「彼女は年齢のわりにとても健康だ」となり、答えが決まります。

このように、空欄の文+選択肢だけで解ける問題がほとんどです。迷ったときだけ、ほかの文も読めばOKです。

文法問題(3問)はキーワードで見抜く

大問1の15問のうち、3問は文法問題です。

出るのは中学2〜3年で習う範囲が中心になります。

  • 比較級・最上級
  • 受け身
  • 現在完了
  • 関係代名詞
  • 不定詞
  • 間接疑問文

ただし、文法3問のために中学文法を全部やり直すのは非効率です。

よく出る「合図のキーワード」を覚えておくと、速く解けます。

見つけたら答えはこの文法
than比較級
of all最上級
by + 人受け身
have / has + 過去分詞現在完了

たとえば文中に「than」があれば、答えは比較級です。「by + 人」があれば受け身

このように、キーワードを見つけるだけで答えの形が決まります。

単語が分からないときは消去法+直感で進む

大問1は単語力が命です。でも、分からない問題で止まってはいけません。

知らない単語が出たら、次のように進めましょう。

  • 明らかに違う選択肢を消す(消去法)
  • 残った選択肢から、直感で1つ選ぶ
  • 1問に時間をかけすぎず、すぐ次へ進む

英検は選択式です。だから、完璧に分からなくても、消去法で正解にたどり着けることが多いです。

大事なのは、1問にこだわって時間を失わないこと。

分からない問題はサッと選んで、時間の確保を優先しましょう。

効率的な英単語の勉強方法は、以下の動画をご覧ください。

英検3級リーディング 大問2(会話文)の解き方

英検3級 リーディング

次は大問2。AさんとBさんの会話文を読んで、空欄に合う文を選ぶ問題が5問あります。

会話文には「うしろから読む」という王道があります。

大問2を解く3つの手順

英検3級 リーディング
大問2イメージ
英検3級 リーディング
大問2イメージ

大問2は、次の3ステップで解きます。

  1. ( )の「うしろ」の文を読む
  2. 選択肢を1つずつ当てはめてみる
  3. 絞れなければ、( )の「前」の文も読む

ポイントは、空欄のうしろから読むことです。会話では、空欄の発言に対する「相手の反応」がうしろに来ます。

その反応を見れば、空欄に何が入るかが推測できるのです。

たとえば空欄のうしろで相手が「Yes, I’d love to.(ぜひ)」と答えていれば、空欄は「誘いの文」だと分かります。

空欄が会話の最後にあるときは「前の文」を読む

空欄が会話の最後に来る問題もあります。この場合、うしろに文がありません。

そんなときは、( )の「前」の文を読んで判断します。前の発言に対する自然な返事を選べばOKです。

ここで1つ注意点があります。「OK」「Oh」などの相づちは、情報として数えないでください。

  • 相づち(OK、Oh、I see など)→ 中身がないので飛ばす
  • 中身のある文 → ここを読んで判断する

相づちだけ読んでも、答えのヒントにはなりません。中身のある文だけに注目しましょう。

英検3級リーディング 大問3(長文)の解き方

いよいよ大問3、長文読解です。10問あり、リーディングの最難関。

でも、コツを知れば怖くありません。

ここでは共通の鉄則と、3A・3B・3Cのタイプ別攻略法を解説します。

長文の共通手順「タイトル→設問→本文→選択肢」

大問3でいちばん大事な鉄則は、これです。

長文は全部読むな。設問→本文の逆引きが鉄則。

長文を最初から最後まで読むのは、時間のムダです。設問から答えを探しに行くほうが、速くて正確です。

読む順番は、次の4ステップで固定しましょう。

  1. タイトルを読む(何の話か把握)
  2. 設問を読む(何を聞かれているか把握)
  3. 本文の「該当箇所」だけを読む
  4. 選択肢を当てはめる

ここで知っておくと得なルールが2つあります。

  • 問題の順番=本文に出てくる順番
  • 正解の選択肢は、本文の表現がそのまま出ることが多い

1問目の答えは本文の前半、最後の問題の答えは本文の後半にあります。順番通りに探せば、迷いません。

3A(広告・チラシ)の解き方

3Aは、広告やチラシを読む問題です。問題数は2問。

出題されるのは、こんなタイプです。

  • イベントの告知
  • お店や学校のお知らせ
  • レッスン教室の案内

広告には、決まった情報が並んでいます。次の項目から答えを探しましょう。

  • イベント名
  • 日付
  • 場所
  • 値段
  • 連絡先

また、3Aでよく出るのが「もっと知りたいときはどうする?」という質問です。

この答えは、ほぼ決まっています。

  • Webサイトを見る
  • 電話する
  • 直接たずねる(訪ねる)

広告の下のほうに書かれている連絡先を見れば、答えが見つかります。

3B(Eメール)の解き方

英検3級 リーディング
大問3B例題_Eメール

3Bは、Eメールを読む問題です。問題数は3問。

まずタイトルと差出人を最初に確認しましょう。「誰から誰へのメールか」が分かると、一気に読みやすくなります。

メールの数によって、答えのありかが変わります。

  • メールが3通のとき → 1通につき1問の答え
  • メールが2通のとき → 1問目=1通目/3問目=2通目/2問目=1通目の後半と2通目の前半

さらに、設問の傾向も決まっています。

  • 1問目 → 「何のためにメールを送ったか」を聞かれることが多い
  • 3問目 → 「これから何をするか(未来の行動)」を聞かれることが多い

この傾向を頭に入れておくと、本文のどこを読めばいいか見当がつきます。

3C(説明文)の解き方

大問3C例題_説明文

3Cは、説明文を読む問題です。問題数は5問と、いちばん多くなっています。

テーマは、次のようなものが出ます。

  • 人物(伝記)
  • 場所
  • 文化や習慣
  • モノや食べ物

3Cの基本ルールは「1問=1段落」です。

  • 1問目の答え → 1段落目にある
  • 2問目の答え → 2段落目にある

このように、段落の順番通りに答えが並んでいます。

3Cのコツ

最後の5問目だけは、少し特別です。

「What is this story about?(この話は何についてか)」など、全体を問う質問が出ます。この問題は、タイトルと第1段落を理解すれば解けます。

さらに、知っておくと得するコツがあります。

「何についての話か」を聞かれたとき、英語の答えは

  • 「A famous 〜(有名な〜の話)」
  • 「A popular 〜(人気の〜の話)」

という形が定番です。

選択肢にこの形を見つけたら、まず目をつけてみましょう。

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英検3級リーディングで点を取るための鉄則

英検3級 リーディング

ここまで大問別の解き方を見てきました。

最後に、すべての大問に共通する「土台の考え方」を3つにまとめます。

全部読まず、設問から答えを探しに行く

リーディングの最大の鉄則は「全部読まない」ことです。

「全文を読んでから解く」より、「設問から答えを探す」ほうが速くて正確です。読む量が減れば、その分ミスも減ります。

実は、ここまで紹介した解き方は、すべてこの考え方が土台になっています。

  • 大問1 → 空欄のある文だけ読む
  • 大問2 → 空欄のうしろから読む
  • 大問3 → 設問を先読みして探す

どれも「読む量を減らす」工夫です。

大問ごとに読み方を変えるだけで点が上がる

リーディングは、大問ごとに「読み方」がまったく違います。

  • 大問1 → 空欄の文+選択肢を当てはめる
  • 大問2 → 空欄のうしろから読む
  • 大問3 → タイトル→設問→本文の逆引き

同じ「読む」でも、やり方が違うのです。

うれしいのは、この読み分けを身につけるだけで、実力が同じでも得点が伸びること

新しい単語を覚えなくても、解き方を変えるだけで点数は変わります。

英検3級の単語帳ランキングについては、以下の記事をご覧ください。

あわせて読みたい
【英検®3級】単語帳ランキングTOP3|単語帳の使い方も解説!
【英検®3級】単語帳ランキングTOP3|単語帳の使い方も解説!

最後は単語力 暗記は必須

ここまで解き方のコツを紹介してきましたが、最後に大事なことを1つ。

どんなに解き方を身につけても、単語が分からなければ正解できません。

特に大問1(語彙15問)は、単語力がそのまま点数になります。テクニックが力を発揮するのは、「単語暗記」とセットになってこそ。

そこで、単語暗記のコツを紹介します。

  • 「完璧に50個」より「曖昧でも500個」に目を通す
  • 英検は選択式。なんとなくの記憶でも消去法に活かせる
  • 毎日コツコツ、少しずつ単語に触れる

完璧に覚えようとすると、なかなか進みません。

それより、ふんわりでもいいので、たくさんの単語に触れるほうが効果的です。

英検3級によく出る単語は、以下の記事をご覧ください。

あわせて読みたい
【300選】英検3級によく出る単語一覧!効果的な覚え方も解説
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英検3級リーディングでよくある質問

最後に、英検3級リーディングについて、よく聞かれる質問にお答えします。

リーディングは何問正解すれば合格できる?

しげる
しげる

最低でも30問中15問は正解しないと、合格は厳しいです

英検3級リーディングは全30問。

最低でも半分の15問は正解しておきたいラインです。

これを下回ると、合格はかなり厳しくなります。

各問の配点は同じなので、解きやすい問題から1問でも多く取りにいきましょう。

長文(大問3)が苦手でどこから手をつければいい?

しげる
しげる

まずは設問を先に読む。これだけで変わります!

長文が苦手な人の多くは、本文を全部読もうとしています。

まずは「タイトル→設問→本文→選択肢」の順番に変えてみてください。

読む量が減って、答えも見つけやすくなります。

時間が足りなくなるんだけどどうしたらいい?

しげる
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大問1・2を素早く抜けて、大問3に時間を回しましょう!

時間がかかるのは、長文の大問3です。

大問1は1問30秒、大問2は1問1分を目安にテンポよく解き、残った時間を大問3に回すのがコツです。

英検3級の時間配分に関しては、以下の記事をご覧ください。

あわせて読みたい
【英検®3級】時間配分の目安を解説!合格する3つの勉強法も紹介
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文法問題のために中学文法を全部やり直すべき?

しげる
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全部はやらなくてOK

よく出るキーワードを覚えれば十分です。

文法問題は3問だけです。

全部やり直すのは非効率なので、「than→比較級」「by+人→受け身」のような、よく出るキーワードを覚えておきましょう。

それだけで十分対応できます。

分からない単語が出たらどうすればいい?

しげる
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消去法と直感で選んで、次に進みましょう

知らない単語が出ても、止まってはいけません。

明らかに違う選択肢を消し、残りから直感で選びます。

英検は選択式なので、なんとなくの記憶でも正解にたどり着けます。

1問にこだわらず、次へ進みましょう。

英検3級リーディングの解き方をおさえて得点アップを目指そう

英検3級 リーディング

この記事では、英検3級リーディングの解き方とコツを解説してきました。

最後に、もう一度大事なポイントをまとめます。

この記事の結論

英検3級リーディングは全30問、最低15問の正解は必須ライン

大問ごとに読み方を変えるのが効率アップのコツ

長文は設問から答えを探しに行くのが鉄則

そして、土台になるのは単語力です。解き方のコツと単語暗記、この両輪で進めば、合格はぐっと近づきますよ。

ぜひ、次の英検でためしてみてください。

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